ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

米国で爆発をくりかえす電子タバコ、ニッポンでもこれからが危ない。

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昨年あたりからニュースで繰り返し報道されているアメリカで起きている電子タバコの爆発事故。事故の原因が気になるところだが、多くの事故がポケットに入れていた電子タバコが突然発火して手や足にヤケドを負ったというニュースだが、今年に入って電子タバコを喫煙中に口の中で爆発が起きたというアイダホ州からのニュースは電子タバコ愛用者にとってはあまりにもショッキングな出来事だった。喫煙した本人はこの爆発で歯を7本折り頬にもヤケドを負ったという衝撃写真がFACEBOOKに投稿された。これらのアメリカでの事故を見ていると日本の電子タバコは果たして大丈夫なのかと少々不安になってくる。アメリカでの爆発事故の原因は内蔵されているリチウム電池の爆発によって起きているのがほとんどだという。つまり、粗悪品のリチウム電池を使うと昨年サムスンスマホで爆発を起こした中国製リチウム電池と同じ結果になるというわけだ。また爆発した電子タバコは加熱式ではなくすべてがリキッド式のVAPEタイプの電子タバコであることが特徴だ。日本で人気のiQOSは加熱式で問題は無いのだが、最近日本でも人気が出てきた煙(水蒸気)を口から派手に吹き出すVAPEタイプの普及が広がればアメリカと同じような爆発事故が起こることが予想される。電子タバコの事故から身を守るには良く知られたブランド品を選び、くれぐれも中国製など粗悪品に手を出さないことが肝心だろう。電子タバコも「君子危うきに近寄らず」が鉄則だ。

中国トラの尾を踏んだ金正恩。とうとう暴君の天下も危うくなった。

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金正男氏の毒殺事件について、中国の殆んどのメディアは沈黙を守っているが、唯一中国共産党の国際ニュース専門機関紙「環球時報」のみが事件についての報道を続けている。その中に「この毒殺事件は中国が望む利益とは程遠い、我々が望むのは人類の基本的な正義感だ」という興味深い論評がある。つまり、中国に利益をもたらさない暴君金正恩は中国にとって不要で、いま中国が必要とするのは正義感のある主席だ、と暗に仄めかしている文章なのである。目に余るミサイル発射や毒殺事件への制裁措置として中国は北朝鮮からの石炭輸入停止に踏み切った。北朝鮮にとっては対中国への輸出金額の半分以上を占める石炭輸出が1年間も停止されることは極めて深刻な事態である。この制裁に対して北朝鮮の新聞「朝鮮中央通信」が「対外貿易を完全に遮断する非人道的な措置」だと批判したのを受けて中国の「環球時報」は即座に「北朝鮮がこれだけ激しく中国を批判したのは初めてで、中朝関係にとってこれはひとつの事件だ」と返したのである。これまで米韓という自由主義国家から隔てるためのトリデとして利用してきた北朝鮮という国が、暴君金正恩の登場によって意のままにならなくなったことを中国側は「事件」と表現したのだ。いま、中国は金正恩が石炭輸入停止の事態を受けてどう出てくるのかを注意深く見守っている。その出方次第では中国が望む「基本的な正義感」を持つあらたな北朝鮮首席の登場をクーデターによって実現させようと動き始めることだろう。中国が課した石炭輸入停止はいま暴君金正恩の運命を左右する重要な「踏み絵」である。

金正恩の「狂気」を止めるには斬首作戦よりクーデターの可能性大。

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北朝鮮金正恩がもっとも嫌がる米韓合同軍事演習が3月1日から開始される。前回の演習のテーマが金正恩の「斬首作戦」であったことは記憶に新しい。兄の金正男氏を毒殺した後の今回の演習テーマはどうなるのか金正恩はまさに戦々恐々としてるに違いない。しかし、米韓の手によって金正恩の首を取ることは現実的にかなり難しい面があることは否めない。なぜなら刺客である韓国人やアメリカCIA工作員北朝鮮国内に密かに送り込むことは極めて困難であるし発見されやすいからだ。それよりも金正恩の首を獲れる可能性が高いのは中国だ。兄の正男氏の毒殺後に中国が北朝鮮の全面的な石炭輸入禁止を行ったことは金正恩の「斬首作戦」の始まりを告げてると言ってもいい。金正恩はその若さゆえに歴代の金一族がタブーにしてきた中国への対立を剥き出しにし、中国の保護下にあった正男氏が中国の国外にでた途端に毒殺してしまったのだから、中国は隣国である北朝鮮のリーダーとして金正恩政権の存続を決して許さないだろう。しかも、中国は米韓とは異なり北朝鮮国内に自国の人間を自由に行き来させられる利点がある。つまり、刺客を送り込みやすいのだ。貿易関係者や商人を装って工作員北朝鮮の領土内に何食わぬ素振りで送り込み北朝鮮国内の不満分子を扇動し、毒殺された正男氏の長男キム・ハンソルをリーダーに立て正義のためのクーデターを起こさせるという方がより現実味がある。表向きには中国がクーデターに加担したことがわからないまま金正恩北朝鮮の人々の手で討ち取ったことにできる確実な「斬首作戦」だ。悪行の限りを尽くしている金正恩に対して怒り心頭の中国政府による一日も早い実行が待たれるところである。

キム・ハンソルが父「毒殺」の仇討ちと新指導者になるためのシナリオ。

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クアラルンプール空港で毒殺された金正男氏の遺体引き取り人として彼の息子キム・ハンソルが一躍クローズアップされている。マレーシア警察の厳重な警戒のもと所在は明らかにされていないが長男であるハンソル氏が引き取ることは間違いないだろう。若干22歳の彼は北朝鮮建国の父で曽祖父にあたる金日成主席の血を引く唯一の「白頭血統」の族柄である。本来なら北朝鮮の主席であった筈の父親の代わりに独裁政権の座に就いた金正恩によって父親を毒殺されたハンソル氏の恨みは相当深いものがあるに違いない。世界でも難関大学として知られるフランスの名門「パリ政治大学」を卒業した彼は、政治への関心も高く、現在の独裁政権に批判的であり南北朝鮮の統一という夢を抱いていると聞く。折りしも中国政府はミサイル発射を繰返す現政権に苛立ち、北朝鮮からの石炭輸入を差し止める制裁措置を行った。その後に起きた毒殺事件に中国政府は怒り心頭な筈だ。一方の北朝鮮の独裁政治を逃れてきた脱北者達は今回の毒殺事件を契機に新体制の政権作りを緊急に目論んでいる。今回の事件で思わぬ形で表舞台に登場してきたキム・ハンソル氏を中国政府も韓国に亡命した脱北者達も新しい北朝鮮のリーダーとして担ぎ上げ、恐怖政治を続ける金正恩を追い落とすシナリオを描き始めるだろう。キム・ハンソル氏が父親の正男氏よりもクーデターの象徴的なリーダーにふさわしい素養は十分に持っている。機は熟したりである。あとは、北朝鮮国内の恐怖政治を断ち切りたい勢力と手を組めれば一気呵成に金正恩を追い落とすクーデターは成功するに違いない。キム・ハンソル父親の仇討と南北朝鮮の統一を掲げたクーデターが一日でも早く実現する事をぜひ期待したいものである。

「プラダを着た悪魔」が選んだ芸者ファッションはマイノリティか。

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プラダを着た悪魔」のモデルになったアナ・ウインターが編集するファッション誌VOGUEの最新号に白人モデル(上の写真)が芸者に扮した特集が組まれ「日本文化の盗用だ」と米国のツイッターで批判された。この批判に対してこの写真でモデルを務めたアメリカ人の白人モデルのカーリー・クロスが「この写真は私の国のモノでは無い(日本)文化を盗用したものであり、このような(日本)文化をキチンと取り扱わない写真撮影に参加したことをお詫びします」と自身のツイッターでコメントした。これを見た日本人側の反応はと言えば「彼女が謝る必要はない」「この写真のどこが変なの」といったようにツイッター上の一連の騒ぎに首をかしげる向きが多かった。しかしこの「日本文化を盗用した」という批判のウラにはアメリカ人読者達のホワイトプライド(白人優位主義)に根差した「上から目線」が見え隠れしているのだ。つまり、白人文化より劣る日本文化を真似たことは「偏見や差別にあたる」とVOGUEの女性読者達は日本人が思いもしなかった勝手な批判をしたのである。我々有色人種である日本人はこんな写真のどこに失礼な部分があるのかと訝るが、ファッション誌の読者であるインテリジェンスの足りない白人女性達はマイノリティ(下位集団)の文化(つまり日本)を揶揄してる写真だから失礼だと勝手に思いこんでのツイッター批判なのである。歴史には疎いファッション誌VOGUEの女性読者達は、日本文化がアメリカ建国よりはるか昔から存在し、芸者スタイルの髪型がポニーテールの白人文化よりはるかに優れた文化であったことをご存じないのだろう。「白人が伝統のある日本のカツラを被っても全然日本人を馬鹿にしたとは思ってませんよ」とこの写真をツイッターでブーイングしたVOGUE読者達にはっきりと伝えてあげたい気分である。

2兆円をたった5年で完済したスゴ腕の日産ゴーン社長が退任。

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日産の社長を17年間にわたって務めたカルロス・ゴーン氏が社長退任を発表した。2000年に45歳の若さで日産の社長に就任し当時日産が抱えていた2兆円の負債を5年間で完済し、国内シェアが12%だったのを20%にまで拡大するなどその並外れた経営手腕はアメリカのビジネス誌フォーチュンで「アメリカ国外に居る最強の事業家の一人」と評された。しかし、世界最大の自動車メーカートヨタの豊田社長が年収3.5億円なのに対してゴーン氏の年収10億円は取り過ぎだとやっかみ半分の日本マスコミが批判を浴びせた。この批判に対してゴーン氏は海外の自動車メーカーのCEOの平均報酬30億円に比べれば決して高くない年収だと反論した。彼はまたフランスのルノーの代表としての年収10億円と三菱自動車の年収10億円と合わせた合計年収が30億円にのぼる日本人がやっかむのは失礼な実力のある経営者なのだ。今後は日産の会長、ルノーの会長兼社長、三菱自動車の会長を務め3社連合の監督・指導を引き続き行っていくとゴーン氏は声明を発表した。南米ブラジルで生まれ、中東のレバノンで育ち、欧州フランスで大学を出て社会人としての一歩を踏み出したゴーン氏は文字通り世界を股にかけてグローバルな人生を歩んできた。そして天性とも思える類い稀なるその経営手腕は、ニッポンでそしてフランスで今後もいかん無く発揮され続けるだろう。しかし、3社合わせて数十万人の社員を統率するらつ腕経営者ゴーン氏が、グランドスラムで一度も優勝したことが無い日本人テニスプレイヤー錦織圭の年収35億円より自分の年収が少ないことを知ったら何と思うだろうか(笑)

空港での「毒殺シーン」が鮮明になるGoogleの新技術。

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現在、大きな話題になっているクアラルンプール空港での「金正男氏の毒殺事件」。その一部始終がテレビ画面で放映されているが、映し出される監視カメラの映像は残念なことにピンボケの映像ばかりである。科学技術が進歩した今の世の中にこうした監視カメラの映像をもっと鮮明にする技術は無いものか、と思っていたらGoogleが不鮮明な画像を解像度を上げてはっきりした画像に変換できる技術を開発したというニュースが飛び込んできた。人工知能を使って開発されたこの技術はボケた画像をデータベースにある似た画像と比較することで色や形を認識し、欠けてる部分はその周りの色や形を判断して埋めてゆくことで全体的に鮮明な画像へと生まれ変わらせることが出来るのだと言う。我々がテレビの画面で良く見かけるオレオレ詐欺の犯人画像をはじめ監視カメラの画像がハッキリと見えるようになれば、犯人逮捕がよりスピーディになるだろうし、犯罪の抑止効果としても大きな効果を持つことになるだろう。Googleが開発したこの技術は、モザイクのかかった画面でも鮮明にできるという事から、ワイセツ画像のモザイクも外せるということでも大きな話題を呼んでいるが、そんなことより監視カメラのピンボケ映像が鮮明にできる事が一番おおきな効果だろう。そして宇宙から撮影したGoogleマップの画像もこの技術によってより鮮明な画像に進歩すればさらに素晴らしいことである。一日も早い実用化が待たれるところだ。