ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本女性は外人にモテるのに日本男子は外人女性に何故モテないのか。

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アメリカンジョークで、「理想的な暮らし」とは、「アメリカの収入を得て、日本から妻を娶り、中国のコックを雇い、イギリスの家に住む」、というのがあるらしいけれど、東京の街中でも白人男性と日本女性のカップルを見かける機会が最近確かに多くなったように思う。白人の男性が同じ白人の女性を妻にすると自己主張が強く、夫に対しての要求もいろいろと多い、それに比べて日本の女性は夫を立て、つねに控えめで何くれと心配りをしてくれる、つまり「夫に尽くす」日本女性こそが白人男性が結婚の相手として求める最大の魅力のポイントだと言う。一方の日本の男性についてはどうだろう。日本人女性がモテるようには白人女性から日本男児がモテてないで居る理由は何なのだろうか。それは、女性のためにドアを開けたり、食事の際にイスを引いたり、エレベーターで先に乗せたりという「レディファースト」の意識が日本男児は低すぎる点に白人女性は戸惑ってしまうらしいのだ。つまり、日本人の男性が伝統的に「妻に尽くす」ことが下手なことが白人女性にモテない最大の理由になっているようだ。国際結婚する場合、肌の色や言語の違いは兎も角として、結婚する相手が「自分に尽くしてくれる」妻であるのか夫であるのかという点が、ゴールインする一番の決め手になることはどうやら間違いない事実のようだ。

ボブ・ディランよ「ロックの殿堂」入りを蹴ったSEXピストルズを見習え。

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4月1日ボブ・ディランが受賞が決まってから6か月を経過してやっとノーベル文学賞を受賞したという報道があった。受賞を渋っていたのはロックンローラーとしてのささやかな反骨精神だったのだろうが結局はディランも歳を取って丸くなったのである。反体制を売りにしているロック歌手の中で50歳を越して未だに反骨精神が健在なままで居るのは、70年代後半に活躍したパンクロックグループSEXピストルズだけだ。ヴォーカルのジョニー・ロットンを中心にした4人は反体制的な歌詞で何度も演奏公演が中止されたり、テレビで放送禁止用語を連発して出演契約を破棄されたりとスキャンダルに満ちたロックミュージシャンとして当時世界中の若者達から注目を浴びた。そして時が移り、彼らが50歳を迎えた2006年に「ロックの殿堂」入りが打診されたのだが、SEXピストルズのこの時の返答は驚くべきものだった。「俺たちはお前らのサルじゃねえ」に始まり「俺たちは行かねえよ。お前らも別に構わんだろう。このクソみてえな系図(過去に殿堂入りした歌手)に組み込まれねえのが本当のSEXピストルズってもんよ」と言ってのけたのである。ロックミュージシャンの最高の栄誉である「殿堂入り」を断ったのは後にも先にもSEXピストルズだけだという。「ロックの殿堂」にはボブ・ディランは勿論の事、ビートルズエルビス・プレスリーローリング・ストーンズなど錚々たるミュージシャンが名を連ねているのだが、それを「クソみてえな系図」と一蹴したSEXピストルズの面々は、まさに50歳を越えてなお反体制のロック魂を忘れない筋金入りのロックンローラーなのかも知れない。

イチローはナゼ「50歳まで現役」と言い続けているのだろうか。

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MLB公式サイトCut4が「イチロー・スズキ、野球の魔術師は50歳までの現役続行を望んでいる」というマーリンズの地元紙にイチロー選手がこの春キャンプ中に語った内容を紹介した。しかしイチロー選手がいくら望んでも適うかどうかは実力最優先のメジャーリーグの世界では厳しい現実だろう。しかし、イチロー選手の50歳現役は今に始まった発言では無い。驚くことにメジャー入りした翌年29歳当時すでに「50歳現役」について語っていたという証言が引退したヤンキースの主砲Aロドリゲスの口から昨年語られたことは有名なエピソードだ。29歳の若さのイチローの口から「50歳まで現役でやりたい」と聞かされたAロッドは「思わず椅子から転げ落ちそうになった」と語っている。15年前から今日まで「50歳現役」を一貫して目標に掲げているイチロー選手の考え方はいったいどういう事なのだろうか。幾らスーパースターと言えども年齢による衰えは年と共に打撃成績にあらわれてくることは確実に目に見えている。打撃不振が続けば当然競争の激しいメジャーリーグではお払い箱の可能性だってあるだろう。なのに、15年間維持し続けて居る「50歳現役」というイチローの大きな目標。Aロッドはエピソードを語った後に「彼はとてつもない野球への情熱と集中力を持っている素晴らしい選手だ」と称賛したというが、イチローが野球への情熱と集中力を50歳になるまで絶やさずにいようとしている限り、そういう彼をリスペクトするメジャーの監督達はイチローに現役続行のサポートを喜んでしてくれるに違いない。「50歳まで現役」という前人未踏のメジャー記録をイチロー選手が実現するのも決して夢では無い話だろう。

カブスの川崎は帰ってきた。ACミランの本田も帰ってきた方がイイ。

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MLBカブスを解雇された川崎宗則選手が古巣のソフトバンクホークスに帰ってきた。5年間のMLBで、メジャーとマイナーを行ったり来たりの選手生活に見切りをつけての日本球界復帰となった。ソフトバンク時代は3割の打率を残すこともあった打者だったがMLBでの打撃は振るわなかった。5年間プレーして明らかに自分の非力さを悟っての川崎選手の日本球界への復帰には拍手を送りたい。川崎選手の決断を見るにつけ、サッカーの本場欧州でACミランに鳴り物入りで3年前に入団した本田圭祐選手も契約期限の終了が近づいている今が決断の時だろう。「出場機会が少な過ぎて試合勘が鈍っている」と日本代表チームを率いるハリル監督からも疎まれ、先発からも外されてしまっている現在の自分の状況を彼はどう思っているのだろうか。川崎選手が自分の非力さを悟ったように本田選手も素直に欧州サッカー界で通用しない自分の力をなぜ悟れないのだろうか。川崎選手は自分の非力さを悟るのに5年を要したがこの間に276試合に出場し打率2割3分というそこそこの成績を残してきている。本田選手の場合はどうだろう。3年間合計でたったの83試合出場、わづか10得点という成績に自分の非力さを感じていないのだろうか。それでもなお、日本サッカー界には背を向けて米メジャーサッカー界への移籍が噂されているが、果たして状況は好転するだろうか。いま彼に必要なのは、川崎選手と同様に世界では思うほどに通用しない自分の能力に早く気付く事ではないだろうか。

認知症になるのは学歴と関係アリ、と言うアメリカの調査データ。

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昨年末にアメリカで発表された全米2万人を対象にした認知症調査の結果が公表された。これによると、65歳以上の高齢者が認知症を発症する確率は、2000年が11.6%だったのに対して2012年には8.8%と12年間で人数にして24%も発症者が減少していたことがわかった。その理由としては、認知症発症の引き金とされる高コレステロールや高血圧などが年々進化する薬によって効果的に抑えられるようになったことが減少の主な要因のひとつと分析されているが、注目すべきなのはもうひとつの分析データである。それは調査開始から12年の間に調査対象者である高齢者の学歴がどんどん高くなってきている点である。つまり、教育を受けた年数が多い人ほど認知症にかかりにくいという「教育と認知症との因果関係説」がクローズアップされたのだ。教育を長く受けることで脳の活性化が維持されて認知症の発症を遅らせられる、あるいは高い教育によって知識が増え認知症への予防対策を講じることができるためなど、諸説があるが今のところすべて仮説の域を出て居無い。しかし、我が国の職人芸を極めた人間国宝に指定された人々が良く口にする「生涯勉強です」という言葉とこのアメリカの「教育を長く受ける」ことによる認知症の減少という仮説とは符合するのではないだろうか。人間国宝になると確かにボケているヒマは無いだろう。我々凡人にあっても、この「生涯勉強」という不断の意思を保ち続ける限り認知症の発症を喰い止めることが出来るかも知れない、このアメリカでの認知症調査がボケ防止の大きなヒントをくれたことは間違いないだろう。

サメに襲われるより「スマホ自撮り」での死亡事故が多いという報告。

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インスタグラムやブログなどインターネット上に自分の画像をアップするために、スマホによる自撮りの機会が増えている。こうした中、「自撮り棒」が登場したことによってますます簡単にさらには撮影に危険な場所でも自撮りが可能となり、その結果スマホの自撮りによる死亡事故まで起きる事態になっている。アメリカの旅行雑誌コンテナスト・トラヴェラーによると、2015年の1年間で自撮り中の事故で死亡した人数は少なくとも10人が確認されている。これはサメに襲われて死亡する1年間の人数を上回ると言う。「人食いサメより怖い自撮り棒」という認識は自撮りをひんぱんに行っている人々にはピンとこない話なのかもしれない。サメは怖いとイメージできるけど自撮りを怖いとイメージできる人はほとんど居ない。しかし、自撮りに夢中になるあまり周囲が見えなくなり、自分だけの世界に入り込むことで大きな危険と隣り合わせにある自分に気づかないということはしばしば起こりうる。自撮り中の死亡事故の発生しやすい場面としては、見晴らしの良い崖の上や高層ビルの屋上、走行してくる電車の前、水中に潜って居て、などが多いという。インターネット上にひんぱんに投稿される自撮り画像は、本人が思っているほどに視聴する側の興味や関心がそれほど高く無いという報告もある。自分の勝手な思い込みで自撮りの傑作写真を追い求めるあまり危険に身を晒すなど馬鹿馬鹿しい限りだろう。危険を冒しても、プロの報道カメラマンのようなギャラが貰える訳でもない、自己アピールのためだけに、何の得にもならない自撮りで自分の命を危険に晒すようなことを素人写真撮影では、絶対に慎むべきだろう。

15年でたった1日休んだけの稀勢の里。あと何回優勝するか。

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横綱になって最初の場所で肩を負傷しながら奇跡の2場所連続での優勝を遂げた稀勢の里は現在30歳、他の現役横綱鶴竜が31歳、白鳳と日馬富士が32歳。30歳の稀勢の里が現役横綱最年少ではあるけれど年齢的にはほとんど大差はない。稀勢の里の先代師匠であった横綱隆の里は30歳で横綱になり33歳で引退するまでに4回の優勝を遂げている。19年振りの日本人横綱の誕生で注目される稀勢の里には、逆転優勝の話題だけでは無く本物の横綱として相撲史に残る優勝記録を期待したいのだが、今回の怪我を見て少々不安にもなってくる。しかし意外にも稀勢の里は怪我に負けない心と体のタフネスぶりで知られている力士なのだ。15年もの土俵生活で休場したのはたった1日だけという驚異的な記録の持ち主なのである。今回優勝した春場所直前にも稽古中に左目の横に裂傷を負い11針も縫った際にも「ケガの内に入らない」と涼しい顔で言ってのけた。そしてあの痛そうな胸部の怪我、医者の見立てでは「大胸筋の一部断裂では」とも言われる大怪我でも強行出場して自分の相撲を取りきったそのタフネスぶり。先代師匠の横綱隆の里が30歳で横綱になってからの活躍以上に稀勢の里はその強靭な体と精神力で少なくともあと10回以上は優勝できるだろうというのが大方の専門家の予測である。となれば、昭和の名横綱双葉山を超える歴代7位12回の優勝記録も夢では無いだろう。遅咲きだった横綱昇進であっても稀勢の里は「休場を良しとしない」その精神力で、相撲史に残る名横綱へと成長してくれるに違いない。