ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

Thanks! ラーメン大使を演じてくれてるキアヌ・リーブス。

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来日したハリウッドの大スターキアヌ・リーブスが例によってラーメン店を訪れたニュースがまた話題になっている。海外の有名人のラーメン好きはキアヌ・リーブスを筆頭にジョン・ボンジョビエアロスミスのスティブン・タイラーなど枚挙に暇がないほどだ。今や日本発のラーメンがイタリアのピザのように国際的な料理メニューに成長したことはシニア世代の我々にとっては夢のような話である。40年前に訪れたヨーロッパやアメリカでは当時ラーメンの認知度は皆無に等しかったのにここ数年で世界中のいたるところで日本発のラーメンショップに出会うことが出来るのだから。インドのお隣りミャンマーへ行った際にも日本のラーメン店をたくさん見かけた。ラーメンのルーツである中国でも日本のラーメンが人気だと言う。こうした世界的なラーメンブームはつい5年ほど前に始まったとされている。有名チェーン店がアジアの国々を手始めにヨーロッパ・アメリカなど海外に積極的に進出し国際的な料理として普及させたからだ。さらには日本を訪れた海外からの旅行客が帰国してラーメンの美味しさを口コミしてくれる相乗効果も大きいという。そのうえキアヌ・リーブスのような有名人たちによる宣伝効果もラーメンが国際食になるために大きく貢献していることも事実だろう。今では日本人が作るだけでなく現地の料理人が創作したラーメンまで現れ、その味もなかなかの美味さだと言う。これ程までに国際食として定着しつつある日本発のラーメン。業界はラーメンの国際化に貢献してくれているキアヌ・リーブスに正式な日本ラーメン大使になってもらえるよう打診して観てはどうだろうか(笑)

「富士山をどう動かしますか?」ビル・ゲイツの面接試験の正解は?

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マイクロソフト社の入社試験は学力テストでは無くパズルを解くような試験問題が出されることで有名だ。ある日本人の面接試験でビル・ゲイツは「富士山をうごかすのに時間がどれだけかかるか?日本人の君ならわかるだろう」と質問したと言う。この突飛な質問にどう答えれば正解になるのだろうか?誰しもが戸惑ってしまう質問だがマイクロソフト社が要求する正解とは「富士山のすべての土をトラックを使って別の場所へ移動する」という事だと言う。つまり、入社試験の受験者が「富士山を動かす(移動する)ために必要な土の分量やトラックの台数を推定できる計算式をどうやって構築することができるか」で合否を判定するのだという。しかし、この「トラックで土を移動する」ことが正解だと言うマイクロソフト社の判定基準に対して様々な異論が湧き起こった。「土を移動するだけの話で富士山のまるごと移動では無いではないか」「富士山の位置は頂上の標石の位置で決まっている。この標石を1m移動するだけで富士山は動いたことになる」など、へ理屈やトンチ紛いの正解がいくつも出てきたのだ。では、そもそもビル・ゲイツの出題の仕方が間違っているのだろうか。答えは「ノー」である。マイクロソフト社はシステム開発やソフト開発に独創的な能力を持った人材を求めている。この設問の手法は理工学を学んでる人には常識とされている「フェルミ(概算)推定」(捉えどころの無い量のものをいくつかの手がかりをもとに推論し短時間で概算して答えを出す)能力を計るものだと言う。したがって屁理屈やトンチによる答えでは不正解ということになってしまう。やはり、マイクロソフト入社の敷居は我々の想像以上にかなり高いところにあるようだ。

「2点目を取る意識が無かった」のに気付かないハリル監督は失格だ。

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すでにW杯サッカー最終予選で敗退が決まっていてグループ4位のイラクと戦ったグループ1位の日本代表。誰もが楽勝すると思ったこの試合を何と引き分けてしまった。給水タイムまで設けられた気温37度という中でのゲームはテレビ観戦している我々の目にも日本代表の選手たちの鈍いばかりの動きにイライラが募ったのは確かだった。前半8分に大迫選手がコーナーキックにヘディングで先取点を挙げた時点で「この試合は格下イラク相手に日本の楽勝で終わる」と誰しもが思っただろう。しかし、どうだろう、得点した後のボールの支配率は明らかにイラク側にあり、日本選手はボールを奪うどころかイラクの選手たちに翻弄され続けるばかり、この時点でハリル監督はボールを奪えない選手たちに気付くべきだったのだ。休憩をはさんだ後半戦もあい変わらずボールの支配率はイラク側にありイヤな予感が漂う中で格下イラクに同点を献上してしまったというわけだ。試合後ハリル監督は「ちょっと混乱していて何が起きたかまだ解っていない」と放心状態になったと言う。「何が起きたのか?」唯一の得点を挙げた大迫選手が試合後に語っているではないか。「1点を取ってからチームの重心が後ろに下がってしまった。2点目を取りに行く意識が(チーム全体に)無かった」まさにこれこそが敗因なのだ。大迫選手が気付いていた事を監督として気付いていなかったハリル・ホジッチの采配で今後の最終予選を果たして勝ち抜けるのだろうか、といささか心配になってくる「引き分け試合」だった。

知ってました?「テロ等準備罪」が成立してもサリンのテロは防げない。

 

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いま国会で問題になっている「テロ等準備罪」の法案が個人のプライバシー侵害に及ぶ危険性が指摘されているが、弁護士の橋下徹氏がテレビの番組でこの法律がいわゆるヌケ穴だらけの「ザル法」であることを指摘した。日本におけるテロ事件として多くの死傷者を出した「オウム真理教による地下鉄サリン事件」はこの法律が国会で通ったとしても防げないというのだ。この番組の中で「いやサリン事件は防げる」と主張する評論家に橋下弁護士が「どうやって防げるのか具体的に説明して欲しい」と尋ねると、その評論家が「事件を起こす前の準備段階で犯罪計画者らの共謀内容を通信傍受すれば防ぐことが簡単に出来る筈だ」と述べたのに対して橋下弁護士は「現在の法律では通信の傍受は出来ない事をご存知ですか」と問い返しその評論家が言葉に詰まりうろたえたシーンは実に滑稽そのものだった。続けて橋下氏は「法務大臣はテロ等準備罪と通信傍受法改正をセットで行わないと国会で答弁したが、これをやらなければテロ等準備罪だけが成立してもサリン事件を事前に防ぐことは出来ない」と述べたのである。いま政界から身を引いてタレントとしてのテレビ出演であるが、橋下弁護士のこの「ザル法」であるという指摘は法律に照らした上での的を射た鋭い意見である。国会でもマスコミでもテロ等準備罪が抱えるこうした「矛盾点」はないがしろにされたまま、この「法案」は数を頼りにした自民党政権によってまさに粛々と国会で可決されようとしているのだ。

アップルCEOが驚いたゲームアプリ開発者は82歳の日本女性。

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先日、アップルが主宰する世界開発者会議(WWDC)に招かれた82歳の日本人女性の若宮正子さんが大きな注目を集めた。彼女はアップルのCEOティム・クック氏に対面すると流暢な英語で「こんな大変なところにお招きいただき大変光栄です」と言いクックCEOは「あなたは私たちにとってとても勇気づけられる存在です」と応じたと言う。この日からわづか4か月前の今年2月、若宮さんは自分で開発したゲームアプリHinadanをアップルストアに登録申請したところ見事に審査をパスして採用された。アップルはこのゲームアプリ開発者が82歳の日本人女性であることに驚き今回の世界開発者会議への招待となったのだと言う。クックCEOから開発で工夫した点を質問された若宮さんは「このゲームはシニア世代向けのアプリなので手先の細かい動きを要求されるスワイプ操作ではなくタップするだけで遊べるようにした」「正解や間違いは音が出るが耳が遠い人のために文字でも表示するようにした」とシニア世代向けのゲームソフト開発の苦心を語り、さらに「iphoneだけでなくipadでも楽しめるようにレイアウトを工夫した」と説明するとクックCEOは「私も視力に問題がるので大きな画面で楽しめるととても助かります」とその工夫した点に感心しきりだったという。長年勤めていた会社を定年退職し、60代の頃に母親を介護するかたわらパソコンを始めたと言う若宮さん、独学でパソコンの使い方を学習しウェブページの制作に始まり80代になって遂にプロのサポートを受けながらプログラミングまで手掛けるようになって今回のゲームアプリ開発を実現させたのだと言う。まさに「60の手習い」がIT業界のトップを走るアップル社の商品アプリとして採用されるまでに行き着けるとは若宮さん自身も予想だにしなかったに違いない。まさに82歳の「ヤマトナデシコ」ここにありである。

万年最下位から売上トップに迫るドミノピザ、半額にするそのワケ。

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宅配ピザ業界で万年最下位に甘んじていたドミノピザが業界トップに迫る快進撃を続けている。2014年に宅配では無く来店してお持ち帰りするならもう1枚が無料または半額になるという驚きのキャンペーンを開始して、この年の売り上げで2位のピザハットを追い抜き昨年には宅配ピザの王様ピザーラの売り上げに肉薄し、2017年中にはピザーラも追い越して業界トップへ躍り出ようとする勢いだ。消費者の目からは「お持ち帰り限定とはいえもう1枚無料あるいは1枚が半額」というキャンペーンがドミノピザの売上にとって得するどころか損してしまうのでは?と気になるが、このキャンペーンを開始してからドミノピザは売り上げの急拡大をズーッと続けている。なぜそうなるのか?答えは明快である。お客がお店に来てピザをお持ち帰りしてくれれば「宅配」の人件費やガソリン代などのコストがかからない、さらに、ピザの値段は「宅配」料金を含めた上で髙めに設定されているためピザの原材料費は値段の15%から20%程度と普通の飲食店の平均的な原材料費30%に比べて実は安いのだ。3000円のピザの原材料費なら450円~650円程度で済み、お持ち帰りしてもらえばピザ1枚の宅配に掛かる人件費やガソリン代をほぼカバーできるという。加えてドミノピザのLINE注文が人気でこれで電話受注の人件費も不要になり、「お持ち帰りでもう1枚無料か半額」で損する分を、しっかり取り返せる計算が成り立つというわけだ。昔から言われる「ソンしてトク取れ」という商売の基本をユニークなアイデアで実践し、躍進を続けているドミノピザが、業界トップの座に立つのは時間の問題ではなかろうか。

ヤンキース田中は上原・田沢のように「野球言語」を覚えるべきだ。

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ヤンキース田中投手がついに球団ワースト記録の6連敗を喫した。ホームラン一発病が止まらないのだ。どこか故障があるのではという問いに対してジラルディ監督は「球速が落ちたという事は無い、非常にいいスライダーやスプリットもあった、故障を示す点は何もない」と否定し「彼はこの3年間我々のエースだった。投球の仕方を忘れたわけでは無い、ただ球が安定してないだけだ」と田中投手を庇ったのである。このワースト記録をつくった試合の4回連続ホームランを浴び投手コーチが通訳を連れてマウンドへ上がった際、テレビの野球解説者が「野球言語を覚えろ」と通訳同行を批判したことが「人種差別発言」として田中の6連敗のニュースと共に大騒動を巻き起こしたのである。批判した解説者はこの野球言語発言を補足して「すごくシンプルな話だよ。(こちらへ来て)何年も経ってるのだから投手コーチとの会話ぐらい簡単に理解できるだろう」と未だ殿様気分でいるエース田中を批判したのだ。この騒ぎが拡大してネット上でも様々な意見が飛び交った。その中に「英語を理解しろって事じゃなくて野球に関する言葉ぐらい理解しろってことだよ。タナカは通訳が要らない位こっちに居るわけなんだから。ウエハラやタザワが通訳に頼っている姿を、一度も見たことはないぞ!」これはまさに的を射た意見である。田中程の鳴り物入りでMLBの投手になった訳では無い上原や田沢は通訳なしで優れた成績を収め続けているではないか。田中投手は、野球の原点に立ち返って自分を見つめ直し、「一発病」の泥沼から早く這い上がって欲しいものだ。