ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ミサイルをGPS誘導できない北朝鮮はグアムを攻撃できない。

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北朝鮮が試験発射を繰返している弾道ミサイルは、イザ実戦の場では軍事衛星からのナビが無ければ標的まで誘導することは出来ない。現在の所、軍事衛星を持っていない北朝鮮はグアムを攻撃できると言ってはいるが実際には衛星のナビが無ければいわゆるメクラ打ちになっておおよそでグアム周辺に打つことしかできないだろう。そこで予測されるのが中国の軍事衛星を借りてミサイルを誘導して標的に撃ち込むという方法である。しかし、北朝鮮のミサイル発射が国際問題としてこれだけ大きく騒がれている中で、中国がアメリカへの攻撃のために軍事衛星の利用を北朝鮮にカンタンに許すとは考えにくいだろう。現代の戦争は軍事衛星を使わなければ大きな戦果は得られない。我が国の軍事衛星5機はつねに北朝鮮のミサイル発射準備を捉える能力を持ち、やはり軍事衛星を持っていないお隣の韓国にミサイル発射について逐一情報提供を行っている。安倍首相が北朝鮮のミサイル発射の前日には必ず官邸に泊まり込んでいるという事実はすべてこの偵察衛星からの情報によるものだ。さらに北朝鮮から発射されたミサイルを大気圏外で破壊でき、地上に向ければ平壌に直接ミサイルを撃ち込むこともできる射程距離2500㎞という驚異の破壊兵器イージス・アショアの我が国への導入がすでに決定されている。マスコミは北朝鮮のミサイルの恐怖ばかりを国民に煽っているが軍事衛星すら持っていない北朝鮮の軍事力は冷静に見ればまだまだ未熟なのだ。この未熟な間に我が国は十分なミサイル防衛システムを構築してしまうことが至急な課題と言えるだろう。

体当たり反捕鯨シー・シェパードの船が、日本の捕鯨船に敗北宣言。

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捕鯨を掲げて日本の捕鯨船に体当たりしてクジラの保護を訴え続けてきた海洋環境保護団体シーシェパード。普通の環境保護団体と違って、実力行使によって捕鯨を妨害すると言う過激な手段を用いることで一躍世界中の注目を集めてきた。捕鯨船に対抗できる高速船を複数所有し監視用のヘリコプターまで所有しているこの団体。その膨大な活動資金は捕鯨に反対する企業や個人の寄付で集められた。シー・シェパードを支援する企業にはアディダスやコカコーラ、パタゴニア、個人ではミック・ジャガーやスティーブン・セガールなど「クジラを守ろう」という多くの企業や有名人が参加しているのだ。そのシー・シェパードが8月28日に「日本の捕鯨船への抗議活動を中止する」という声明をだしたのには驚かされた。突然のシーシェパードの日本捕鯨への敗北宣言。その理由は何なのだろうか。シー・シェパード生みの親のポール・ワトソン氏は「日本の捕鯨船団は軍事偵察を動員し、衛星を使ってシー・シェパードの船の動きをリアルタイムで監視するようになった」と述べ、「妨害活動はほぼ不可能になった、軍用クラスの技術とは競争できない」と妨害活動の中止を泣く泣く宣言したのだ。環境保護のために、捕鯨活動を実力で阻止するというあらたな抗議活動のトビラを開いて見せたシー・シェパードが技術大国ニッポンの前に敗北宣言したことに、クジラの肉を食べなくなっている多くの日本人は複雑な思いを禁じ得ないだろう。

北朝鮮もロシアも日本配備のイージス・アショアをナゼ怖がるのか。

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先日、日本政府がミサイル迎撃地上配備施設イージス・アショアの国内配備を発表した。すぐさまこれに反応したのが北朝鮮だった。「地域情勢を激化させる」と強硬に非難した。これに続いてロシアが「地域の戦略的安定を損なう」と北朝鮮と同様に日本政府をけん制したのだ。イージス・アショアはミサイル迎撃システムを積んだイージス艦の迎撃システムの施設をそっくり地上に移すもので形もイージス艦から船体部分を取り省いた形をしている。(上記写真参照)北朝鮮が発射するミサイルの速度はマッハ9.5程度なのに対してイージス・アショアはマッハ13~15というそれよりはるかに速い速度でミサイルを撃ち落すことができる高性能迎撃システムである。さらに韓国に配備された移動式の迎撃システムTHAADの射程距離200㎞よりはるかに高い射程距離2500㎞を誇る強力なミサイル迎撃システムなのだ。北朝鮮にしてもロシアにしても、一番に恐れているのはこの射程距離が2500㎞もあるという点だ。つまり、上空のミサイルを標的にするだけでなく標的を地上の目標に向けても発射できる性能がイージス・アショアにはあるため射程2500㎞といえば北朝鮮平壌やロシアの軍港ナホトカまでもを射程に収められてしまう点を恐れているのだ。自衛のために我が国が装備しようとしているイージス・アショアだが、北朝鮮やロシアからすれば日本が強力な攻撃力を備えることを一番に恐れている。となればミサイル攻撃の抑止効果も備えたこのイージス・アショアを我が国は1日でも早く装備に踏み切るべきでは無かろうか。

ビンタ事件、日野皓正氏のあきれた「居直り記者会見」。

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世界的に有名なジャズトランぺッター日野皓正氏が指導した子供たちによるジャズの演奏会。ドラムを担当していた中学生の度を越したわがままな振舞いに腹を立てた日野氏が大勢の聴衆の前で演奏を中断し往復ビンタをくらわした映像がYouTubeに流れて大きな騒ぎになった。日野氏が著名人であり73歳にもなる年齢から「大人げない」という反響がほとんどであった。一連のマスコミ報道を見ても、事件を起こした中学生については被害者としての扱いであり加害者の日野氏だけを糾弾することに終始していた感は否めない。そんな中、渦中の日野氏が事件についての釈明会見を行った。日野氏と中学生は父親と息子のような関係であり、あの場面では「ヤツの心を直そうと思った。これからもやるよ」と宣言、「ビンタしたことは行き過ぎでそれは謝る、でも(ビンタが)必要なこともあるんだよ」と主張し、指導者として演奏を中断し、他の演奏者や観客に迷惑をかけたことへの謝罪は一切なかった。あげくに詰め掛けた報道陣に対して「アナタたちは俺をいじめてるけど本当は彼(中学生)をイジメてるんだよ。お前らが騒ぐほどヤツは(この件を)忘れられずに苦しむことになるんだ」と語気荒く言い放ったのだ。父親と息子の関係というならまさに「この父親にしてこの子あり」という日野氏のこの記者会見の発言内容には驚かされた。つまり、内輪でするべき親子喧嘩を大勢の楽団員と観客の面前でして何が悪い、とも受け取れる日野氏のこの主張には首を傾げざるを得ないだろう。この騒動に巻き込まれ演奏を中断されていた他の中学生の楽団員39名は何を思っただろうか。楽団を指導してきた日野氏は、73歳にしてそのことを解っていない。

「ナガトモ何てアシストだ」とイタリア紙。先制点を演出した長友佑都。

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ロシアW杯サッカーへの出場を決めて沸き立っている日本。その決定の舞台の対オーストラリア戦で先制点をお膳立てしたのは31歳のベテラン長友選手だった。日本代表チームの思い切った若返りが進められる中、本田・香川などベテラン組がベンチスタートだった中、先発出場した長友は一進一退の攻防が続く前半戦残り5分の場面、左サイドでボールを持った長友が右足で絶妙のクロスボールをあげるとゴール前に抜け出した浅野が左足で上手く合わせてゴールポストへと蹴り込んだのだ。その長友のベテランの技が滲んだクロスボールは見事な弧を描きながら時を計ったかのようにノーマークだった浅野の前へと落ち先制点をもぎ取ることができたという訳だ。「タテに勝負しようと思ったけど相手が警戒していたのでニアを越えて本当に良いボールが入ったんじゃないかな。(あの)1点目は大きかったですね」と長友はそのシーンを振り返った。タテにスペースが無いと見るや中央へカットインするベテランらしい確かな判断力、長友が活躍するイタリアのスポーツ各紙も「ナガトモ何てアシストだ」と絶賛の声を挙げた。「W杯出場は3度目ですけど(前回大会の)ブラジルでは悔しい思いをしてとにかく(今回の)ロシアに行きたいという気持ちが強かった」と試合後に語っている。さらにこのゲームのメンバー構成について「若い選手がベテランに刺激を与えてチームとしてはいい状態だと思う」と述べた。今回2得点を挙げた浅野・井出口の若さあふれるパワーに長友が見せたベテランのテクニックをうまく噛み合わせながらロシア大会で日本代表が勝利できることに大いに期待したい。

ハリルホジッチ監督の猛抗議がW杯出場を引き寄せた。

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ロシアW杯への出場を掛けた宿敵オーストラリア戦で日本代表は2-0で勝利し出場を決めた。今回の試合にはハリルホジッチ監督が大博奕を打ったと評されたように、MFに若干21歳の井出口、FWに22歳の浅野を先発させるなどの思い切った選手起用が見事に的中したのだ。しかも、日本が挙げた2得点は奇しくもこの2人によって挙げたのだからハリルマジックと呼ぶにふさわしい監督采配だったと言えるだろう。浅野のゴールで1-0と先制した日本だったが、その後の追加点がままならない。6月のイラク戦で1-0から引き分けに持ち込まれてしまったイヤなゲーム展開が頭に浮かんでくる。白熱した試合展開が続いていた後半の35分、日本のスローインになったかと言う場面でジャッジがオーストラリアボールと判定、これを見たハリル監督は物凄い勢いで審判に詰め寄った。その態度に周囲スタッフが「退場」の宣告を恐れて制止したのだがハリル監督は猛然とそれを振り切り審判に抗議し続けたのだ。あやうく退場処分は免れたもののその「勝つことへの気迫」は選手全員に十分に伝わったに違いない。そのわずか2分後、ペナルティエリアの手前で井出口が相手のチェックをかわして右足を思い切って振り抜き、ダメ押しの2点目を決めたのだから。ハリル監督は前回の引き分け試合から「勝つことの気迫」の大切さを思い出したのかもしれない。今回のオーストラリア戦での初勝利はハリルマジックにまさに脱帽である。

錦織はナダルやマレーよりランクが上、いえ実力では無く、年収が。

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アメリカの経済紙「フォーブス」が毎年8月に発表している世界で最も稼ぐテニスプレーヤートップ10を発表した。第1位はテニス界最大のビッグネーム「ロジャー・フェデラー」選手で年収は何と70億円、第2位は今年の残り半年間の試合をケガで欠場するノバク・ジョコビッチで年収は41億円、そして第3位に我が国のテニス界の大スター錦織圭選手が年収37億円でランクインしたのだ。テニスの実力を示すランキングでは現在8位にランクされる錦織だが収入では世界ランクで堂々と第3位という輝かしい実績を誇っているこの現実。「収入も実力のうち」なのかもしれないが世界ランクで錦織を上回り、グランドスラムを制覇しているナダル選手は年収34億円で錦織に次ぐ第4位、マレー選手は年収31億円で第5位の収入ランクだった。プロのテニス選手の収入は、試合の賞金やエンドースメント(選手の商品化権)、エキジビジョンやトーナメント出場のギャラさらにスポンサーからのボーナス、CM契約・出演料などだが、錦織の場合、スポンサー契約が多く、CM出演も多い、さらにはメインスポンサーのユニクロからの巨額のボーナスが実力以上の収入アップを生み出しているのだと言う。27歳になって未だにグランドスラムを制覇できない理由はこうしたスポンサーサイドの甘やかしがあるためなのかもしれない。かつて日産のカルロス・ゴーン社長の年収約10億円を「取り過ぎだ」と批判した日本のマスコミは錦織の年収37億円を「実力もないのにとり過ぎだ」と批判することも無さそうだ。実力が伴わなくても大金を稼ぎだせるプロテニスの世界。野球やサッカーなど実力が全てのスポーツ選手からみれば実にうらやましい限りだろう。