ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「核で海に沈める」金正恩がアメリカではなく日本を名指す理由。

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先日の国連安保理での制裁決議について北朝鮮が「日本は米国の制裁騒動に便乗した」と非難し、さらに「日本列島4島を核爆弾で海に沈めなければならない」とまで威嚇してきた。北朝鮮にとって敵対するアメリカ一辺倒の批難ではなくナゼわざわざ日本を名指しして非難してきたのか。「日本を海に沈める」という批難は、小野寺防衛大臣が8月の防衛大臣就任直後に「敵基地攻撃能力を我が国も保有することを検討する」と発言した後から始められたのだ。小野寺氏を名指して「日本列島は一瞬で焦土化できる」と威嚇した。また先日の長距離ミサイルの発射直後の声明では「日本の領土上空を飛び越える我々の大陸間弾道ミサイルICBM)を見ても正気を取り戻さない日本人をたたきのめさねばならない」とまで威嚇している。こうした日本を名指しして威嚇してくる裏には、金正恩が日本の「敵基地攻撃能力」を保有することをいかに怖がっているかという事が良くわかる。自衛隊の現在の装備で北朝鮮の基地を攻撃することは十分可能であり、我が国は衛星誘導爆弾JDAMもすでに保有しているが北朝鮮が一番怖がっているのが北朝鮮のミサイルの速度マッハ9.5をはるかに超えるマッハ13~15というスピードで飛び、しかも射程距離が2500㎞もある驚異の破壊兵器イージスアショアを日本が配備すると発表したからだ。射的距離2500㎞といえば戦闘機を使わずとも日本国内の地上から北朝鮮の基地に直接ミサイルを打ち込むことができる。我が国がこの驚異的な破壊兵器イージスアショアを配備することに金正恩は怯えいらだち「日本列島を核で海に沈める」と威嚇し続けてきていると言うわけなのだ。

北朝鮮の切手になったアントニオ猪木、その言い分は一理ある。

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先日、政府の批判を無視して北朝鮮建国記念日の祭典のために32回目の訪朝を行ったアントニオ猪木氏。国を挙げて核やミサイル発射への制裁を行おうとしている中、こうした国の方針を無視してまで彼は北朝鮮訪問にナゼこだわるのか。その理由は22年前1995年に北朝鮮で発行されたアントニオ猪木力道山の肖像が描かれた切手のなかにある。アントニオ猪木をプロレスラーとしてスカウトした師匠であり日本のプロレスリングの生みの親でもある故・力道山北朝鮮の出身であり現在の北朝鮮には娘が居て、それを訪ねて猪木氏が23年前に訪朝したことで北朝鮮の政府要人とのつながりを持ったのだ。北朝鮮の歴史的な英雄である力道山の愛弟子ということでアントニオ猪木はリスペクトされて力道山と共に北朝鮮が発行する切手にまでなったのである。以来23年間で32回もの訪朝を繰り返し、「23年を掛けて北朝鮮の幹部と信頼関係を築いてきた自分と毎年のようにくるくる変わる北朝鮮拉致問題担当大臣とでは(北朝鮮側は)どちらを交渉相手として信用するだろううか」と疑問を投げかけている程だ。今回の帰国記者会見では「北朝鮮の空気が変わって来ている(と感じた)日本政府は圧力・圧力と言うけれど話さなければしょうがないだろう。北朝鮮は話し合いをしたい意向は持っている。(日本からの)議員訪朝団の申し入れをしたらできるだけ前向きに検討しますとも言っていた。」と話している。彼の持論である「人の交流を絶やさない事」から生まれる信頼関係が問題解決にすぐに結びつくとは思えないが、アントニオ猪木氏の言うように圧力一辺倒で問題は解決できないという指摘には一理あることは確かだろう。

「ノーベル賞を返せ」バケの皮がはがれたアウンサン・スーチー女史。

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ミャンマーの軍事政権を批判し続けて15年もの間自宅(上記写真参照)で幽閉生活を余儀なくされたアウンサン・スーチーさんがいま大きな非難に晒されている。仏教ミャンマー国内で起こった異教徒イスラムロヒンギャ族を軍が弾圧し29万人もの難民が生れている事実に見て見ぬふりを決め込んでいるためだ。その態度に「ノーベル平和賞を返せ」という声がネット上にあがり36万人を超える返還要求の署名が集まったと言う。テロ組織タリバンに反抗し銃撃されたパキスタンの史上最年少ノーベル平和賞受賞者マララさんもスーチー女史の態度を強く非難している。異教徒弾圧と言う人道に反する国の政策を最高指導者になったスーチーさんは何故辞めさせられないのか。それは、彼女が貧しい人々の心を正しく理解できない「深窓の令嬢」育ちだからなのだ。若い時代をイギリスで過ごしイギリス人と結婚しイギリスに家を持ちイギリスに子供も居る、ミャンマー本国では異邦人のような生活なのだ。日本のマスコミは伝えないがミャンマーを訪れて彼女の住む宮殿のような5000坪の豪邸を見れば彼女が正真正銘のお嬢様育ちであることが良くわかる。大勢の召使にカシズカれる生活。大きな湖に面した庭からはボート遊びもできるし、ゴルフ場まで庭の中にある。外に出れば40℃という熱帯の国ミャンマーでこのホテルのような豪邸での15年の幽閉生活はさぞや快適であっただろうというのが現地に行ってみればよく理解できる。テロ組織に銃撃され九死に一生を得たマララさんが育ったパキスタンの貧困な生活環境とはまるで違うのだ。人の痛みを理解できないスーチーさんは即刻ノーベル賞を返還し、ミャンマー政府の最高指導者の地位も辞退して、広大な豪邸の中で豊かすぎる老後を過ごすのが一番の選択なのではないだろうか。

「彼のパンチは情け容赦なかった」棄権した相手が井上尚弥に脱帽。

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WBOスーパーフライ級チャンピオン井上尚弥のアメリカでの初防衛戦。アメリカでも注目が集まりハードパンチャーであるのに童顔であることが話題を呼んだ24歳のモンスターこと井上選手は初回から積極的に攻め込み、かってダウンしたことが無いという挑戦者ニエベス選手はガードを髙く上げて防戦一方の展開となった。しかし、井上選手はその硬いガードの下へねじ込むようにパンチを繰り出し5回には強烈なボディでダウンを奪ってニエベスの戦意が消失。6回終了時点でニエベスが棄権して決着が付いた。アメリカのボクシング専門誌「リング」は、「井上は間違いなくボクシング界屈指のボディパンチャーだろう。ニエベスとの一戦もこうした要素が結実した結果だ」と称賛、敗れたニエベス選手は「彼は力強くて俊敏だった。同じコンビネーションを続けてきてとどまることが無かった」「情け容赦が無かった」と防戦一方だった試合の敗戦の弁を語っている。この試合を観戦していた元チャンプの西岡氏は、ガードの下の拳1つほどの僅かな隙間にすくいあげるようにパンチを喰いこませダウンを奪った井上選手の芸術的なパンチはハードパンチャーとして名高い世界ミドル級の王者ゴロフキンと同じテクニックだ、と舌を巻いた。また、米国初デビューの防衛戦であったのに、肝心のチャンピオンベルトを日本に置き忘れていたほどに今回の防衛戦では井上尚弥にこころの余裕があったことも勝利を引き寄せた一因だったかもしれない。

「このハゲ―」とゲス不倫。東大卒女史2人が同じくハマった落とし穴。

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盛りの付いたネコのように週に4日もゲス不倫していた山尾しおり国会議員。さらにまだ記憶に新しい「このハゲ―!」と秘書をののしりつづけた豊田真由子国会議員。二人とも1974年生まれの43歳と世間一般では分別盛りのいい大人の年齢だ。その同じ年齢の2人の女史が揃って学業優秀な子供時代を経て東京大学法学部に合格し同期であったという偶然過ぎる共通点もある。国会議員になったのは山尾議員が2009年初当選、豊田議員が2012年と3年の差はあるものの2人とも取り立てて社会の為になるような議員活動を残していないというのも共通点だ。さらに舌禍事件が大騒ぎされて自民党を離党した豊田議員、ゲス不倫がバレて民進党を離党した山尾議員、二人とも所属政党を離党したものの国会議員は辞めないという破廉恥極まりない最大の共通点がある。しかし、この二人の共通点で一番注目して欲しいのは二人の「目つき」である。豊田氏も山尾氏も穏やかな「目つき」をしていないのが共通点だ。集中力に長けた「目」、つまり秀才に共通して見られる集中力の高さを窺わせる「目つき」なのだ。物事に集中する能力は一点に集中するがゆえに周囲への配慮を怠る弱点がある。豊田議員は罵声を浴びせることに集中するあまり秘書がこっそりボイスレコーダーのボタンを押したのに気付かず、山尾議員はゲス不倫に没頭するあまりに文春記者の尾行に気付かなかった。物事にひたすら集中できるという二人のエリート女性の才能がスキャンダルという思わぬカタチで綻びを見せてしまったことに「ざまあみろ」と言う言葉を贈ってあげたい(笑)

トランプ大統領が日本憲法を無視した要求。対北朝鮮ナゼ?

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9月3日に北朝鮮が核実験をしたあとに行われたトランプ大統領と安倍首相の電話会談。この中でトランプ大統領が「もしアメリカが攻撃されたら日本は我々を助けなければいけない」と相互の同盟関係を強く求め、これに対して安倍首相は「(日本は)100%アメリカと共にある」と応じた、というニュースがあった。この電話会談の内容はマスコミで騒がれなかったが、日本がアメリカと共に戦うというのは、現状では明らかな憲法違反である。日本は平和憲法のもとアメリカに協力して戦う事(集団的自衛権)を禁じているからだ。では、なぜトランプ大統領がイザ戦争の場合の協力を求め安倍首相がそれに二つ返事で応じたのか。その理由は65年前に日米の間で交わされた「戦争協力する密約」があるからだ。1952年当時の吉田茂首相とアメリカの極東軍司令官クラーク大将との間でイザ戦争の際には日本の自衛隊は米軍の指揮下に入るという「密約」がなされている。なぜこの約束が当時公にされなかったのか。それは吉田首相が公にすれば国民が騒ぐという理由で「密約」としたのである。トランプ大統領は大統領就任以前にはアメリカは日本を助ける義務がある(日米安保条約)が日本はアメリカを助けることが出来ない(集団自衛権憲法で禁止)という矛盾点を繰り返し指摘していたのだが、今回の電話会談で堂々と協力を求めてきたのは、この日米政府間の「密約」の存在を大統領就任後に知ったからに違いない。北朝鮮の問題の今後の成り行きが、65年前の日米間の「密約」を履行せずに済む方向で、何とか決着して欲しいものである。

人種偏見を打ち破ったモンゴロイド「桐生祥秀」の9秒台の快挙。

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陸上の花形競技である100m競技で、日本人初の9秒台の記録を出した桐生祥秀選手。その走りは「日本人」としてどれだけ価値のある偉業であったかを検証してみよう。先ず、アジア全体で9秒台の記録をこれまで持っていたのは中国の蘇選手の9.99秒だが桐生選手はこの記録を塗り替えアジアNO.1を手にすることになった。昨年のリオ・オリンピックの100m決勝の入賞者は黒人系の選手が独占したがコートジボワールの黒人選手が9.96秒で桐生選手の9.98秒に近いタイムで6位に入賞している。7位以下は10秒台のタイムだった。つまり今回記録したタイムで東京オリンピックを桐生選手が走れればアジア人種として初の100m競技での入賞も夢ではなくなるだろう。この地球上で100mを9秒台で走れる選手は全ての人類を併せても過去わずか100人程度に過ぎない。現在の所、黒人の選手以外で100mを9秒台で走った選手はたった3人しかいないという。白人とアボリジニの混血のオーストラリアの選手とフランスの白人の選手、そして中国の蘇選手である。今回桐生選手が成し遂げた9.98秒の記録は、短距離走には向かないとされていた脚の短いアジア人種(モンゴロイド)としての100m記録を新たに塗り替えた事におおきな意味がある。桐生選手はまだ21歳の大学生である。30歳で今季限りの引退を発表したウサイン・ボルト選手より10歳も若い桐生選手が3年後の東京オリンピックでアジア人初のメダルを手にすることも夢では無いだろう。今回の快挙は、日本及びアジア人種にとってまさにアッパレな記録であることは間違いない。