ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

若者よ食べに来て。ニューヨーク5番街「ティファニーで朝食を」。

f:id:gunjix:20171111225306j:plain

映画「ティファニーで朝食を」でショーウィンドウを眺めながらオードリーヘプバーンがパンをかじるシーンで有名なニューヨーク5番街の高級宝飾店「ティファニー」が何と映画を地で行く朝食が取れるレストランを店内4階にオープンしてしまったと言う。店内はティファニーブルーの高級感あふれるトータルコーデネィトを施し、看板メニューの朝食セットはコーヒーやクロワッサンに果物が付いて29$(3200円)とちょっとお高い設定だ。「ティファニーで朝食を」は誰でも知っているタイトルだがナゼ「宝石店で朝食を」なのかは56年前に映画化された時から何となく不思議に思っていた。この映画の原作者である小説家トールマン・カポーティによれば「高級なお店で朝食をとる身分」の例えとしてこのタイトルが浮かんだと言う。それから56年を経て宝飾店でありながら映画のタイトルを追いかけるようにティファニーがなぜレストランを開店したのだろうか。実はティファニーは「最近の若者達の高級宝飾品離れ」によって苦戦を強いられている事がその開店理由らしい。「このレストランは新しいティファニーに向けた窓にしたい」と開店の理由を会社の担当者は語っている。ヘプバーンの魅力がティファニーの再生のきっかけになればよいが、この映画の中で彼女が唄って大ヒットした「ムーンリバー」を食事のBGMで流せば若い客だけでなくオールディズファンも取り込めるかもしれないぞ、と他人事ながらふと閃いた(笑)

殺された9人は善人の顔してるけど「親鸞」の教えでは悪人になる。

f:id:gunjix:20171110103934j:plain

座間の自殺サイト連続殺人事件の被害者全員の身元がようやく判明した。1都4県にまたがる広範囲に住んでいた15歳~26歳という人生これからの若い命ばかりだった。公開された被害者の笑顔あふれる顔写真を見ていて真っ先に思ったのは9人すべてが「善人」の顔をしている人達だということだった。「善人」がなぜ理不尽に殺されなければいけない運命だったのか。それが解明されるにはさらに時間が必要だろうが、ここでふと親鸞聖人の理念を著したという「歎異抄」(たんにしょう)の中に書かれている有名なコトバが頭に浮かんできた。「善人なをもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」善人は極楽浄土へ行けるのは勿論だが悪人もそうだ、というこの訓え。親鸞が言う悪人とは犯罪者と言う意味ではなく弱者を意味し、これは弱者を救うためのコトバなのだ。ここで言う善人とは自分の力で善を成し得る人、ここで言う悪人とは「他力」を頼らなければ善を成し得ないと思っている人(弱者)という意味だ。つまり自力で物事を成しえない悪人(弱者)こそが阿弥陀様の本願の正客(慈悲を授かれる人)だ、と親鸞は説いているのだ。今回の事件は人生の未来を自力で解決することに悩んだ若い人たちが、うかつに怪しげな「他力」を頼ったために生じた悲劇的な事件だった。往生を遂げるために頼った先に恐ろしい「殺人鬼」が待ち受けしていたという訳だ。こうした悲劇が繰返されない事を願いつつ、未来のある若者が「自力」で物事を解決できないと思ったら例えば昔からある「親鸞聖人」の訓えのような安全な「他力」(宗教)を頼るなどして、何とか人生の危機を乗り越える術を見つけて欲しいと心から祈りたい。

ゴルフはしたけど見下すトランプ「晋三、日本はアメリカの下だOK?」

f:id:gunjix:20171109014504j:plain

初めて訪日したアメリカのトランプ大統領。来日初日のゴルフ会談を始めトランプ大統領と安倍首相との親密な関係だけを日本のマスコミは喜んで伝えたが、訪日日程の最後に行われた阿部首相と並んだ共同記者会見の席で自分と安倍首相の上下関係を明確にする驚きの発言をトランプ大統領が行っていた。日本のマスコミはなぜかこの事について報じていないがアメリカのメディアのブルムバーグや在日アメリカ大使館の広報による翻訳記事を読むとこの安倍首相を見下げた発言の部分がはっきりと読み取れる。「日本人は健全だ。都市は繁栄している。そして世界でもっとも強靭な経済の一つとなるものを築いた。しかし(ここで安倍首相の方を向いて)日本経済はアメリカ経済ほどではない。そうだろ(晋三OK?)アメリカは(世界一の)今の状態を保つことに努力する。あなたがた(日本)は2番手であり続ける」安倍首相はただ微笑してこの意見にアイズチを打つだけという何とも惨めな場面だった。言ってはいけない事を平気で口にするいわゆるトランプ流の発言だろうが、安倍首相を始め我々日本人はアメリカとの親密ムードにばかり気を取られていて、現実を直視することを怠っている、という事をトランプ氏のこの発言は注意喚起してくれた。また、日米の貿易不均衡を修正するためにはアメリカから大量の武器を買えという発言もあった。つねに上から目線のこのプレジデントにどう向き合ってゆくのか?先ごろの選挙で多くの国民の支持を得た安倍首相は今トランプ大統領とのゴルフだけでは無い本当の付き合い方についての力量を問われている。

名曲スタンドバイミー、傍にいて欲しいのは友ではなく妻だった。

f:id:gunjix:20171107153838j:plain

ある夏休みアメリカの少年たち4人が列車にひかれた死体を探しに行くという冒険物語を描いた映画の名作「スタンドバイミー」。この映画の主題歌として有名なベンeキングの歌「スタンドバイミー」と一緒にこの冒険物語を記憶している人が多いのではないだろうか。ベンeキングのスタンドバイミーの歌はこの映画のために作られた曲と思われがちだが、実はこの歌は、この映画が作られる26年前の昔1960年にすでにベンeキングが作詞作曲して大ヒットし、全米チャートでトップテン入りを果たしていた名曲なのだ。やがてジョンレノンをはじめ多くのアーティストによってこの曲がカバーされるほどの名曲になったのだが発売から26年後に映画の主題歌として使われたことで「スタンドバイミー」は再び大ヒットしたのである。no i wont be afraid. just as long as you stand , stand by me.(君がずっと傍にいてくれたら僕は怖くなんてないよ)というフレーズを聞く限りスタンドバイミーの「傍にいる人物」とは冒険を一緒にしている友達の事だと思ってしまうが、作詞したベンeキングによれば傍にいて欲しかった人物とは自分の妻だったのだと言う。歌詞をよく読んでみればなるほどと合点がゆく「妻に捧げる」歌詞の内容になっている。私の場合やはりこのスタンドバイミーの曲を知ったのが映画を見た事がキッカケだったことで「傍にいて欲しい人物」をやはり勘違いしていた。まさか映画より26年前に出来ていた曲などとはつゆ知らず、てっきり少年同士の友情を詠った歌なのだと勝手に勘違いしていたのだ。あなたの場合は如何でしたか(笑)

ドラゴンボール鳥山明氏、鳩山元首相。税を逃れる楽園の住人。

f:id:gunjix:20171106230254j:plain

お金持ちが税金逃れで利用するタックスヘイブン(無税の国での経済活動)の利用者リストをヨーロッパドイツの有力紙が入手し、「パラダイス(楽園)文書」と名付けて世界に向けて公表した。税金逃れのためのタックスヘイブンの利用者は世界中のトップクラスの有名人が名を連ね世界中のマスコミの格好の話題になっている。イギリスのエリザベス女王の名前やカナダのトルドー首相や歌手のマドンナなど大物有名人に交じって我が国からは鳩山元首相と漫画ドラゴンボールで財を成した鳥山明氏の名前が出てきている。鳩山氏はマスコミの取材に対しタックスヘイブンの国バミューダ諸島で設立された企業の会長として名前が出たが「名誉会長で実質的には何もない」と答えている。鳥山明氏はアメリカで設立された不動産リース会社に出資していることがわかったが取材に対して「経理の事は人任せで私からお答えすることはありません」と語ったと言う。我々庶民は税の取り立てを辛いと思うことはほとんど無いが、有り余るお金を持つ人たちは我が国の累進課税制度(所得が多いほど税も多くとるシステム)をいかに逃れるかに腐心しているのだ。鳩山氏も鳥山氏も知らぬ存ぜぬと言い張るだろうが、それなら何故日本では無い海外での経済活動をわざわざしているのか。これはもう日本の金持ちに掛けられる重税を逃れるための手段を嵩じてると思われても仕方が無いところだろう。我々庶民がバミューダ諸島やアメリカに無税で会社を作るなんて鼻から出来ない相談だ。金持ちなんだから、「パラダイス文書」によってバレてしまったことを正直に認めて日本で税を払うべきだろう、と貧乏人の僻みを交えてこの2人に文句を言うしかない(笑)

「本当に死にたい人はいなかった」と笑う殺人狂を、野放しのこの国。

f:id:gunjix:20171105121343j:plain

自殺サイト連続殺人事件の犯人が、警察の取り調べの中で「会ってみると本当に死にたい人は1人もいなかった」と自供していると言うニュース報道があった。我が国の自殺者のうち未成年者の自殺者数は昨年の1年間だけでも2,755人も居た。この中には「本当は死にたくない」と思っていた若者が一体どれぐらい含まれていたのだろうか。1億人の中のたった2,755人の「本当は死にたくない」若い命を何とか救ってあげる方法は我が国には存在し無いのだろうか?オーストラリア政府は日本の自殺サイト殺人事件を見て12年前の2005年にすでに「自殺サイト」の運営を法律で禁止している。それなのに自殺サイトに絡む殺人事件が頻発している日本では相変わらず法的な規制が緩いままに自殺サイトは野放しの状態にある。そして後を絶たない自殺志願の若者たちの傍にいる人々はなぜその事に気付くことができないのだろうか。我が国の現状では若者の自殺対策として総務省SNSを通じた「自殺予告」の情報をプロバイダーやサーバー運営者に開示することを求める通達を出すという程度のおおまかな規制しか行われていない。なぜ政府主導で自殺サイト運営を禁止する法規制が出来ないのだろうか。また自殺予防の活動で知られる「いのちの電話」も自殺の相談件数が全体の相談件数のうちわずか10%に留まっているというお粗末な現実。自殺サイトを罠にした9人を殺害という猟奇事件にただ茫然自失している今のニッポンは、まさに頽廃の空気が蔓延する世紀末の状態だと言えるだろう。

北核実験場崩落で死者、北朝鮮は「テレビ朝日」になぜムキになる?

f:id:gunjix:20171103142440j:plain

北朝鮮プンゲリの核実験場で地下坑道の崩落事故で作業員100人が巻き込まれ、さらに作業員100人が救助にあたっている最中にも崩落が発生し合計で200人が坑道内で死亡した可能性がある、とする北朝鮮消息筋の話をニュース報道した日本のテレビ朝日。これに対して北朝鮮の国営通信がすぐさま反応して「日本のテレビ朝日の報道は虚偽・謀略である」と強く非難した。日本のテレビ局1社の報道に北朝鮮はなぜ国を挙げてこれほどまでにムキになって反論してきたのだろうか。恐らくは実際に実験場の崩落事故が起きており多くの犠牲者が出ている事実をテレビ朝日の報道によって北朝鮮国民や他の国に漏れてしまうことを恐れたからだろう。北朝鮮は同じ実験場での核実験を過去6回にわたって実施し、9月にはお隣の国中国の地質学者が北朝鮮に対し「これ以上核実験を行えば山が崩落し放射性物質が外部に漏出する」と強い警告を行ったばかりだった。9月の核実験の規模は過去最大の規模でマグニチュード6.3を記録していて実験からわずか8分後にさらに2度目の強い揺れを感じたのは「トンネルの坑道が崩落した振動だ」とアメリカの地質調査所(USGS)が分析している。さらに、9月始めに行った6回目の核実験のあと2か月以上核実験は行われていない事実。テレビ朝日の報じた死者200人に及ぶ核実験場の崩落事故は今回の北朝鮮政府の殊更ムキになった反論ぶりを見る限り、かなり信憑性の高いニュースと言えるのではないだろうか。