読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「折り紙」あなたは四角い紙で折ってませんか?

f:id:gunjix:20160923004243j:plain

外国でニッポンへ行きたい人を募り、それぞれの夢を実現させてあげる、というテレビ番組がある。昨夜観たのは、日本の「折り紙」を数学の授業に取り入れているというグァテマラ人の先生が「折り紙」発祥のニッポンへ初来日するという話だった。日本でしかできない「折り紙」体験をその教師が次々にするというストーリーである。遠い南米の国グァテマラからやってきた教師が日本での「折り紙」に関する初体験の連続に涙し、感動する姿は見ていて何とも微笑ましい限りだった。そんな中、彼が子供の頃から尊敬していたという「折り紙」作家の布施知子さんを訪ねるシーンがある。布施さんの作品はそれが「折り紙」とは思えない精緻な造りの作品で世界的にも有名な折り紙作家なのだという。グァテマラの教師が質問する。「これだけ複雑で精緻な作品は何がきっかけで生まれたのですか」少し考えて布施さんが答えた「折り紙を四角の紙で折らなくていいんだと気付いた時かな」グァテマラの教師が頷くと同時に観ていた私も思わず大きく肯いた。「折り紙」は四角い紙を折らなくていい、まさに至言である。自由な創造性は既成の概念を突き抜けた先にある、その「真髄」を布施さんは実にシンプルなコトバで語ってくれた。布施さんがくれたこの創造性のヒントをグァテマラの教師が、彼の国に持ち帰って「折り紙」を教えながら子供たちの創造性を豊かなものへと育んで行く、実に夢のある話である。ひるがえつて、日本の親や学校の先生は、折り紙は四角の紙でなければ駄目だという「呪縛」から解き放たれているのだろうか、とふと思った。