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ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

人気ブランドHugo Bossのルーツはヒトラーの軍服だった。

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個人的にはファッションのブランド信仰は持っていないが、昔、洋服店の店員に勧められて購入し、そのデザイン性や着心地に大変満足したジャケットがある。見返しにあるラベルを見るとドイツのヒューゴ・ボスの製品だった。先日たまたまテレビでヒトラーの歴史番組を観ていたら、ナチスが纏うスタイリッシュなあの制服は、自身もナチス党員だった仕立て屋ヒューゴ・ボスがデザインしたものだという話だった。現在の人気ブランドヒューゴ・ボスの創業者の話ではあるが、第二次大戦で他国の軍服には見られなかった個性的でスタイリッシュなそのデザインによって世界中に注目されたナチスの軍服がそのままの名を引き継いで現在もドイツ国民に受け入れられているということにちょっとした驚きを感じたのである。そういえば、第二次大戦の日本の軍服はどこのメーカーが作っていたのだろう。日本では、暗い歴史は封印され今あるファッションメーカーのどこかが軍服製造に携わっていたとしてもそれについて語られることはあり得ない。ヒューゴ・ボスが創業時にナチスの軍服を一手に引き受けていた話はファッションの業界では現在では周知の事実ということらしいが、たまたまテレビの番組で知った私としては少しばかりの違和感を覚えたのである。それを言えば、第二次大戦で使われた自動車や飛行機のメーカーは今でも健在ではないか、と反論されそうだが、ナチスという類まれな残虐極まりない恐怖政治のなかで、ドイツの民衆を扇動しあるいは罪なきユダヤ人を畏怖させる役割の一端を握っていた軍服をデザインした事実は、飛行機や自動車の戦争加担とはちょっと訳が違うと思うのだが。それが尚、戦後70年経った今日まで、ファッションデザインの歴史の中において賛美され続けているということに何となく違和感を感じるのは、私だけなのだろうか?