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ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

イオンの売り上げが伸びない本当の理由。

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 今日のニュースを見たら、大型スーパーのイオンが赤字だそうである。さらに、イトーヨーカドーのグループも同様で、かって隆盛を極めた大型スーパーはそろって消費の落ち込みに悩まされているという。多くの経済評論家が品揃えの不備や価格戦略の失敗など小手先の原因をあげつらうが核心をついた再生への答えは見出せないでいる。一方でアベノミクスが掲げるデフレ対策に日銀がいろいろな手を打ちながら物価の2%上昇を目論んでいるが、目標値は近づくどころかむしろ遠のいていく。なぜ、大型スーパーも政府も我が国の消費マーケットの中心にいる高齢者世帯が不況の原因だと気づかないのだろうか。高齢者世帯の収入は若い世代のように増えることは無く、年金だけを頼りに生活し、健康にも不安を抱えている、こうした状況にあって消費支出を増やすことなど考えもしないし、2%の物価上昇を許すわけもない。国の家計調査でも60歳以上の世帯で前年対比でマイナ3.3%、70歳以上の世帯でマイナス1.8%と高齢者世帯の消費支出は年々落ち込んでいる。デフレからの脱却など現実とは乖離したマーケット理論はきっぱりと捨て去って、この国の4分の1を占める高齢者世帯の消費支出を細かく分析し、実状に沿って経済再建策を根本から見直し、今こそ実効力のあるプランを打ち出す時では無いのか。「なぜ、一向に景気は良くならないのだろう?原因がわからない」といろいろな策を次々と講じる経営者や為政者に対し、ひたすら節約生活を続ける3384万人もの高齢者世帯。さながらイソップ物語に出てくる旅人のマントを何とか脱がそうとする「太陽と北風」のチカラ比べの様相である。