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ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ハロウィンそっくりのお祭り「とうかんや」。日本人はとうの昔に忘れてる。

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渋谷のスクランブル交差点が大騒ぎになるハロウィンがもうすぐやってくる。日本では、若者たちがバカ騒ぎするだけの社会現象になっているが、本来は実りの秋の収穫祭がハロウィンなのだ。私がハロウィンを初めて知った時、これは子供時代に体験した「とうかんや」にソックリだと思った。50年以上も前の話になるが、私が子供時代を過ごした北関東では、11月(旧暦十月十日)に「十日夜=とうかんや」という伝統行事が一般的に行われていた。その年に収穫した稲の藁を鬼の金棒のような形に束ねて「ワラ鉄砲のとうかんや」と歌いながら各家庭を回り、玄関先でそのワラの棒で地面を叩き、お菓子などをもらう、ハロウィンにソックリの行事である。外灯など無い時代、晩秋の冴えわたる月明かりの下をワラ鉄砲を握りしめてワクワクドキドキ近所の家々をまわった幼い頃の体験は、今でも記憶の中に鮮やかだ。この「とうかんや」は日本の高度成長期に忘れ去られ、代わりに西洋の行事であるハロウィンが輸入されて今日のように若者の間に広がったわけである。ひな祭りや七夕祭りと同じように、秋の伝統行事として学校教育にこの「とうかんや」を取り入れたら、ワラ束を叩いてお菓子をねだると言うこのお祭りを子供たちはハロウィンよりもずっと喜ぶに違いないと思うのだが。しかし、西洋の真似事に過ぎないハロウィンでバカ騒ぎし「伝統行事なんてクソくらえ」な若者達を育ててしまった現代の親や教育者達が、日本の伝統行事を復活させる事など土台無理のある話かもしれない。ますます季節の伝統行事が廃れてゆくニッポン、悲しい現実である。