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ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

浅草にタヌキが棲んでる、深夜の散歩で偶然にも遭遇した。

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浅草寺の近くに居を構えて10年以上になる。終の棲家は浅草近辺と前から決めていての転居だった。観光客で混み合う浅草にあえて住むなんて、と周囲の人たちは口々に言うけれどむしろリタイアした世代こそ刺激的なこの街に住んだ方が単調な老後の日々を退屈せずに暮らせると思えるのだが。さて、浅草に住んでみて発見したのは夜の浅草寺は昼間には無い風情がある点だ。観光客の足音が消えた五重塔に満月が掛かる風景を人気のない深夜の参道でひとり眺めるのは格別の趣がある。満月と言えば浅草から程近いスカイツリーに雨上がりの虹が掛かる風景を見れるのも近くに住んでるからの冥利かもしれない。ところで他人に話しても信じててもらえない話だが、深夜の散歩中に浅草寺の庭で2匹のタヌキを見かけた事がある。はじめは犬だと思ったのだがどうみてもタヌキである。たまたまその傍を通りかかった浮浪者のおじさんも足を止めてまじまじと見つめながら「あれはどうみてもタヌキだろ?」と興奮した口調で私に話しかけてきたぐらいの驚きの発見だった。考えてみれば、観光客は気づかないだろうが浅草寺のすぐ手前、仲見世の裏手に広大な敷地を持つた伝法院があり、敷地の中にはうっそうとした茂みや池まであるのでタヌキが棲んでいてもおかしくない環境なのだ。スマホで撮影すれば簡単に証明できるのだが、残念なことに老人には散歩にスマホを持ち歩く習慣はないのでこういうシャッターチャンスを逃してしまう。タヌキもそうだがすぐ近くの隅田川のテラスではヘビを見かけたこともある。春桜満開の隅田川、夏は伝統の花火大会、秋には隅田公園の紅葉、冬は浅草寺の雪景色など、都会でありながら豊かな四季を味わえる浅草の暮らしの風景である。