ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ピコ太郎は、「紅白」に出てはいけない。使い捨ての芸人で終わってしまう。

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NHK紅白歌合戦の出場者がもうすぐ決まる季節だ。当然、今年後半の話題をさらったピコ太郎をNHKの番組担当者は紅白に出演させようと目論んでいるに違いない。しかしながら格式を重んじるNHKとしては、ピコ太郎のキャリアからして紅白の歌手として選ぶのでは無く、お笑い芸人として幕間にチョイ役として出演させ、「ペンパイナッポーアッポーペン」と歌わせ、紅白を視聴している子供たちを大喜びさせようという魂胆だ。ハッキリ言って、こういうレベルでのNHKからのオファーはピコ太郎は断固拒否すべきだ。いまや彼の存在は日本国内の売れないお笑い芸人のワクを超えて世界レベルのステージにあるのだから。しかしながら、このことにピコ太郎自身もまだ気づいていないようだ。プロデューサーにペコペコ頭を下げる習慣が身についていて出演依頼があればギャラ欲しさですぐに飛びついてしまう。昨日のTVでのハロウィン特番に出演しているピコ太郎を見て少々ガッカリした。かつて人気がありながらもTV出演を拒否し続けることで大物歌手のイメージを作り上げてきた先輩歌手が大勢いるでは無いか。13年前、TV番組の中で「世界をビックリさせたい」と熱く語っていたピコ太郎が、世界進出の絶好のこのタイミングに、大晦日の紅白とやらの番組の余興に一芸人として出演するなんて実にもったいない話である。彼は、今こそ初志を貫徹し「世界をビックリさせる」エンターティナーになるためのシナリオを、自分自身で書くべきである。でなければピコ太郎は「一発屋」で終わってしまうだろう。ジャスティン・ビーバーをはじめ世界中がこぞって認めた才能を持つピコ太郎にとっては誠に残念な話である。