読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

雪が止んで、隅田川に幻想的なケアラシが出現した。

f:id:gunjix:20161124192710j:plain

まだ11月だというのに、今日の東京は54年振りという雪が舞った。気温は2℃という異常な寒さで都心部でも吐く息が白く凍るほどの空気の冷たさであった。我が家から望めるはずのスカイツリーも上半分が雲の中だった。雪が止んだ夕刻、いつもの散歩コースである隅田川のテラスを歩いていたら、隅田川の川面のあちこちから温泉地でみる湯煙のようなものが立ち上っている。良く見ると水蒸気のような煙である。「ああ、これが北国の川で見られるケアラシか」と気づいたのだが、隅田川の川面にゆっくりと立ち上り風に吹かれてゆらゆらと動くさまは、まさに幻想的な趣だった。川岸にまで立ち込めて居て風の向きでそのケアラシに体を包まれると以外にも温かい感じがした。おそらくまだ水温が高いままだった川面に雪上りの冷たい空気がふれて立ち上った霧は、水面と同じ温度なのだろう。浅草界隈に居を構えて10年以上になるが、こういう自然現象には初めて遭遇した。雪が止んだばかりの隅田川のテラスには人っ子一人なく、この幻想的な風景をひとり堪能できたのは偶然に出会えた幸運なひとときだったのかもしれない。四季折々にいろいろな表情を見せてくれる隅田川のほとりに暮らして、都心部とは思えない自然の息遣いに時折こうして触れられるのは大きな魅力のひとつでもある。浅草は酉の市が済んでいよいよ冬の季節を迎える、師走の羽子板市まで1カ月を切った、1年がアッというまに過ぎてゆく。