ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

パククネ韓国大統領辞任へ、リークしたのは元ホストの男だった。

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昨日、韓国のパククネ大統領が辞任について国会に一任する旨の発表がニュースになった。事実上の大統領職の辞任表明だ。先週末の辞任を求める韓国国内のデモは150万人を超えまさに国を挙げての大騒動に発展した今回の大統領スキャンダル。では、一体誰がパククネ大統領のスキャンダルをリークしたのか、隣国の話でありながら気になる所である。大統領府から大統領の長年の友人チェ・スンシルに国家機密の情報が流出していたというこの事件の発端は、チェ女史の愛人だった元ホストのコヨンテという男が、流出したこれらの機密情報を持ってTV朝鮮というテレビ局に2年前に駆け込んだ事から始まった。TV朝鮮は事が事だけに、慎重に情報の裏付けを時間をかけて確認したうえで今年になってこの国家的な大スキャンダルをスクープ報道したというわけだ。「堤防の決壊は蟻の一穴から始まる」の例え通りの顛末だが、では何故コヨンテなる人物は、当然大統領まで巻き込むことが予想されたこのスキャンダルをリークに及んだのか?意外にも単純な理由からだった。つまり大統領の友人チェ・スンシルにあたらしい男の愛人が出来たために捨てられたことへの逆恨みからリークに及んだのだという。色恋沙汰が政変を起こすほどのスキャンダルとなる、そういえば、わが国でも昔、芸妓の「蜂の一刺し」によって首相を追われた人物がいたのを思い出した。政治家は愛人の恨みが籠った一刺しにくれぐれも「ご用心」である。