ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本人てドアをノックする時、なぜコンコンと2回しかしないんだろう。

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テレビドラマで良く見かけるドアをノックするシーン。日本のドラマではどんなに有名な男優や女優が演じていたとしても、ドアのノックは決まってコツコツと2回叩くだけである。洋画のドラマではドアをノックするシーンでは決まってコン・コン・コンと3回ノックしている。欧米の場合、2回しか叩かないドアノックは、「乞食ノック」といって蔑まれているのだとか。つまり、乞食はモノを貰うのに遠慮の気持ちがあるために2回しかドアを叩かないということから生まれた言葉らしい。今の時代では訪問を知らせる場合は、インターフォンやドアノッカーなどがあるためにドアをノックするシーンは少ないが、室内やトイレのドアはやはりノックが必要だ。日本人の2回ノックの習慣は、いわゆる謙譲の美徳という精神で、何事も遠慮がちにふるまうことを良しとする考えから生まれた産物なのだろうか。2回ノックでは聞き取れない事もあるから3回ノックが正解という意見もある。私の場合は、「乞食ノック」という蔑称があると知ってからはドアノックは努めて3回叩くことを心掛けているが、日本は日本式で西洋の習慣などは気にせずにドアノックは2回で良いではないか、と言う意見もあるだろう。邦画と洋画を観ていてドアノックのシーンが出てくるたびに、ノックは2回が良いのか3回が正しいのか、ちょっとばかり考えさせられてしまうのである。