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ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

黒い頭のネズミの次はアンシャンレジーム?コトバと遊ぶ小池知事。

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先日の都知事定例記者会見の席で、「頭の黒いネズミは誰の事か」という記者の質問に小池都知事は「アンシャンレジームということです」と答えて、記者席から「わからない言葉を使うな」と野次が飛んだ。教科書では確かに習った言葉だが何を意味する言葉だったかをすぐには思い出せない人が多かったのではなかろうか。18世紀フランス革命以前のフランス社会の身分制度を指す言葉がアンシャンレジームなのだが、小池都知事は、黒い頭のネズミをそう表現して言葉の解説はしないままだった。革命以前のフランスの身分制度では第1身分が聖職者、第2身分が貴族、第3身分が市民や農民であり、最下層の市民や農民が上の層の貴族や聖職者を養ってゆくという社会構造がアンシャンレジームだった。これを東京都に当て嵌めれば第3身分が都民、第2身分が都議会自民党、第1身分が先代までの都知事達ということになろうか。小池都知事が「都民ファースト」によってこの旧い身分順序を逆転してみせる、という熱意は理解できるが、未だに言葉遊びの域を出ないままでいる印象は拭えない。かって元知事の石原氏が都政の現場を「伏魔殿」と呼んだが、小池都知事は伏魔殿に潜んでいる悪魔を退治するために勇気を以って一歩前へ出るべきだろう。コトバ遊びを次々に繰り出してくる「小池劇場」には、そろそろ欠伸がでてきそうだ。