ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

優勝のカベを錦織圭より先に突破できた「稀勢の里」が気づいた事。

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横綱昇進前の1年間6場所の勝率で朝青龍・白鳳・日馬富士鶴竜の4横綱をしのぐ勝率822と言う好成績を残しながら優勝とは縁のなかった稀勢の里がようやく初優勝を実現し19年振りの日本人横綱が誕生した。一方テニス界では、今か今かとグランドスラム初優勝が望まれている錦織圭が実力は有りながらやはりいま一歩の所で優勝まで届かずに居る。かたや横綱、かたやグランドスラム という大きな「優勝のカベ」を乗り越えるにはどうすれば良いのか。晴れて横綱になった席で稀勢の里は「先場所(準優勝)と初場所(初優勝)で気持ちの部分で落ち着いて相撲が取れた。これからも平常心で落ち着いた相撲をとってゆきたい」と述べた。そういえば、全豪オープンで錦織を破ったフェデラーもその勝因を「落ち着いてプレーしようとつねに心掛けた」と試合後のインタビューで語っている。錦織圭稀勢の里と同様にそのプレイテクニックは優勝に値するものを十分に持っている。あとは、稀勢の里が言うように精神状態をどれだけ平常心に保てるかどうかが「優勝のカベ」を乗り越えるカギになりそうだ。相撲の世界でもテニスの世界でも、ここ一番と言う「大勝負」を決めきるためのキーワードはフェデラーが言ったStay Calm「落ち着いて」プレイすることが大切だということを19年振りの日本人横綱となった稀勢の里が奇しくも同じ言葉で表現した。錦織圭よ次のグランドスラムで「優勝のカベ」を乗り越えるためには「落ち着いて」プレイすることが肝心だ。