ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

APAホテルが批判する中国ウソの歴史。日本政府は金を払って解決済み。

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日本兵による南京大虐殺は無かった、というAPAホテルの元谷代表の主張が騒動になっている最中に元谷氏が「一連の騒動は(ホテル運営)に影響は無かった」と語り、中国側の抗議は「想定内だしこれまでのスタンスを変える気はない」と自信のほどを語ったのである。さらに、「中国はユネスコの記憶遺産にこの虚偽の事件を申請中で登録に影響が出ることを気にしている筈だ」と語ったのだが、この判断はあきらかに元谷氏の誤解である。南京大虐殺は昨年中国側のズサンで曖昧な資料提出だったにも関わらず既にユネスコに記憶遺産として登録されてしまっている。当然日本の意見を聞かずに中国の一方的な主張によって登録されたことに日本政府は強く抗議し、ユネスコ運営費の日本の分担金38億円の支払いを昨年の4月にストップしたことがニュースになったのを覚えている人も多いだろう。元谷氏は日本が分担金支払いを保留したことでユネスコへの登録も保留中だと勘違いしたのだろうが、驚くなかれ、日本政府は昨年末にユネスコに対して保留していた38億円の分担金をあっさりと支払ってしまったのだ。ということは、APAホテル側が事実無根と批判する南京大虐殺が実際にあった事と日本政府が認めたようなものだ。日本政府のこの弱腰ぶりを元谷氏はどう思うだろうか。日本は70年にわたって「押せば引く国」「文句いえば金を出す国」と思われてきたがもうここら辺で終わりにすべきだ、とも元谷氏は主張しているが、「文句も言わずにすでに金を出してしまった国」が日本である事実を元谷氏はご存じないらしい。