ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

何となくウサンくさい「水素水」はやはりインチキだった。

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「血液がサラサラになる」「老化をふせぐ」「アトピーの皮膚に良い」などと謳ってコンビニなどで盛んに販売されている「水素水」。国民生活センターがこれらの「水素水」を販売しているメーカー10社にその効果を尋ねたところ、ほとんどすべてのメーカーが「水分の補給」が目的の商品だと回答したという。消費者にはさまざまな効能効果があると宣伝しておきながら国民生活センターへは「水分の補給」目的の商品だという2枚舌を使うのには実はワケがある。消費者に宣伝している効能効果をそのまま公的機関に言ってしまうとれっきとした「薬事法違反」であることが露見してしまうからだ。さらに国民生活センターが市販されているボトル入り「水素水」10点の水素含有量を調べたところ2点からは水素がまったく検出されず3点からは表示の水素濃度より含有量が低いという結果が出た。何と10点中半数が表示に虚偽があったことになる。このように、「水素水」は何とも胡散臭い商品なのである。「海洋深層水」とか「水素水」とかあたかも体に良い効果をもたらすネーミングの「水」に、消費者は安易に飛びつきやすい。そこを狙って何の効果もないインチキな「水」商品が次々に発売されることが後を絶たない状況だ。「薬事法」では、水はあくまでも水に過ぎない、つまり「水分補給」以外の効果は認めないというルールになっている。これからは「〇〇水」にはうっかり騙されないように注意することが肝心だろう。