ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

レディ・ガガの「わが祖国」熱唱はトランプ大統領の心を開いたか。

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先日のアメリカンフットボールの頂上決戦スーパーボウルのハーフタイムショーに登場したレディ・ガガYouTubeで観て感動した。全米で1億人がテレビで視聴するという国民的行事スーパーボウルの舞台に登場したガガは、スタジアム上空に300機のドローンが描き出す星座のもとアメリカに古くから伝わる国民唱歌「わが祖国」の歌詞の中から「この国はあなたの国、そして私の国、この国はすべての人のもの」という短いフレーズを選んで熱唱して見せたのである。これはまさに彼女が批判し続けて居るトランプ大統領へのメッセージソングではないか。トランプ氏が大統領選に勝利した直後に「愛は憎しみに勝つ」というプラカードを掲げてトランプタワー前に乗り込んだ彼女は、その後「私は思いやりの国で暮らしたい」とツイッターに書き込むなど「メキシコとの国境の壁」や「イスラム教徒の入国禁止措置」などのトランプ政策を批判し続けてきた。当のトランプ大統領はレディ・ガガスーパーボウルでの熱唱をフロリダにあるトランプゴルフクラブでテレビ観戦していたという。ガガが歌に込めた「この国はすべての人のもの」というフレーズにトランプ大統領は果たして心を開いたであろうか。「アメリカファースト」という内向きな彼の政策は、グローバル化した現代社会において大きな軋みを生み出している。トランプ氏の大統領選の勝利直後に自分のツイッターのアカウント名をCountry of Kindness(思いやりのある国)へと変えたレディ・ガガ。彼女の人間愛に満ちたこの姿勢をトランプ氏はアメリカ大統領としてしっかりと心に留めて置くべきではないだろうか。