ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

小学3年からの英語の授業は「外人力士」を見習うべきだ。

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今日のニュースで、子供の英語教育を3年後の2020年4月から小学3年生から取り入れるという報道があった。小学生から英会話を習得させたいというのなら日本にやってくる外国人力士の日本語習得法を見習うと良い。ほとんどの外人力士が難しい日本語を短期間で流暢に話せるようになる事実を、小学校で英語指導にあたる教師たちはぜひとも英会話教育の参考にすべきだろう。入門して僅かな年月でなぜ彼らはスピーディに日本語会話を習得できるのだろうか。早稲田大学日本語教育の宮崎教授による興味深い研究がある。教授は入門してきた新人の外国人力士に密着してその答えを探ってみたと言う。まず、彼らが最初に覚えるのが「痛い」という日本語なのだそうだ。なぜなら怪我をしたことを真っ先に日本人に伝えるのに必要な言葉だからだという。次に彼らは漢字だらけの番付表を読むために漢字を覚え込むという。なぜなら対戦する相手が誰なのかを知らなければ勝負に勝てないからだという。つまり、「必要に迫られることで日本語を憶えていく」という積み重ねを日々しているわけだ。しかも、24時間寝ても覚めても日本語漬けの環境の中に暮らしているため自然に日本語が話せるようになってしまうのだとか。日本人の多くがいつまでたっても流暢な英会話が出来ないのは、「必要に迫られていないこと」「24時間英語を聞く環境」に無いことにあるのかもしれない。多くの外国人力士が短期間に日本語会話を習得しているように、「必要に迫られる」体験やできるだけ多くの時間を英会話を聞きとれる環境を小学校の英語教育に取り入れてゆけば、英語を流暢に話せる日本人が確実に増えてゆくかもしれない。