ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

金正恩の殺人ゲーム。「殺られる前に殺る」人物がきっと現れる。

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北朝鮮金正恩主席が、暗殺の実行犯に女の工作員を使うなどまるで映画の1シーンを見るような手口で自分の兄である金正男氏をクアラルンプールの空港で毒殺してしまった。4年前に叔父である国防副委員長を処刑したのを皮切りに昨年は人民武力相を重火器を使って残忍な形の処刑を行うなど4年間で国の幹部70人を若さゆえのゲーム感覚で粛清してしまったというのだから恐怖の極みという他ない。彼に仕えている人々は「次は自分の番か」と戦々恐々の状態になっているに違いない。こうした恐怖政治の中で起こり得るのは「殺られるまえに殺らなければ」と考える人物の登場である。すでに、叔父を粛清した後に正恩主席の乗る車に大型車が突っ込もうとした暗殺未遂事件が起きているのはニュースにもなった。彼の父親であった金正日主席はこれほどまでの周囲の人物の粛清は行っていないことから、現在の金正恩体制で次々に繰返される殺人ゲームへの恐怖心が高まるあまり、正恩主席を暗殺に及ぶ人物が出てくることはきっと間違いないだろう。彼の父親国家主席に就任したのは52歳だった時なのに対して金正恩は27歳の若さで国を統制する実権を握ったことが北朝鮮に今日の悲惨な状況をもたらしている。このまま金正恩が若さゆえの暴虐の限りを尽くしていれば、その反動はきっと暗殺と言う形で彼自身に戻ってくるだろうと思われる。これまで殺害された金正男氏を擁立して暗殺計画を練っていた中国やCIAを使ったアメリカの暗殺計画が噂されてきてはいるが、現実には「殺される前に殺そう」と恐怖に駆られた身内の手による金正恩暗殺が一番の現実味を帯びてきている。国家主席といえども「出過ぎた杭は打たれる」のが当然だ。というよりこの「殺人ゲーム」を終わらせるために一刻でも早く身内による暗殺が現実になることを願ってやまない。