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ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ホームランを幻にした少年を気づかう山田哲人は本物の野球人だ。

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先日のWBC初戦のキューバ戦。同点で迎えた4回の打席で山田哲人選手が勝ち越しになるホームランを放った場面で、外野スタンドの最前列に居た少年が何とグローブを差し出しスタンドイン直前にこのボールをキャッチしてしまうというハプニングが起きた。ビデオ判定の結果、このホームランはスタンドイン前の捕球だったため2塁打に訂正されてしまった。勝ち越し場面でのホームランを幻にしてしまった少年は球場係員の注意を受け「思わず獲ってしまったのか」と聞かれるとうつろな表情で「ハイ」とだけ答え青ざめた表情でフードを被りうなだれてしまったという。試合後にこの少年の状況を知らされた山田哲人選手は、少年を責めるどころか「グラブを持ってきてたので野球少年なんでしょうね」と気遣い「僕は全然気にしてない。だから野球を嫌いにならずにまたグラブを持って応援に来て欲しい」と少年に向けて自らツイッターに記したのだ。山田哲人選手は、ヤクルトに所属し、1昨年度の流行語大賞にもなった本塁打王打点王盗塁王のトリプルスリーを2年連続で達成している誰もが認める強打者だ。その山田選手がグラブをもってまで球場に来ていた野球少年に、かっての自分の少年時代を重ねていたのかもしれない。この幻のホームランについて記者団に意見を求められた際にも「これも野球、仕方がない。もうちょっと筋トレをして打球を飛ばせるようにしたい」と不満などひとことも口にせず前向きな感想だけを述べた山田哲人。彼こそは、球史に残る本物の野球人として今後も活躍を続けてゆくプロ野球選手に違いない。