ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

BBC生番組に子供が乱入した珍事件。一体どこが人種差別なの。

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イギリスBBCのニュース番組に韓国ソウルの自宅からの生中継に登場した国際政治の専門家バート・ケリー教授の番組中継のま最中にケリー教授の子供たちが背後のドアを開けて乱入すると言う珍事件が世界中のネットで話題になりTVニュースで見た方も多いと思う。我々日本人はユーモラスなハプニングと捉えて事を済ませたが、イギリスでは何とツィツターへのこのハプニングへの書き込みを巡って人種差別騒ぎにまで発展しているというから驚きだ。映像では幼い子供たちが次々と父親の背後に現れ、ケリー氏の妻があわてて部屋から子供たちを連れ出す一部始終(上の写真)が映っているのだが、多くのツィツターがケリー氏の韓国人の妻を「女中さん」だと勘違いしてツィートしていたことに「アジア人への人種差別だ」、という議論がイギリス国内で湧き起こったのである。つまり外見に左右される無意識の偏見、あるいは異人種同士の夫婦に対する根強い偏見、そしてこれらの偏見は白人中心のモノの考え方から出てくるものなのだ等々である。世界中が手放しで大笑いし、ほほえましく思ったこの映像を前にして、人種偏見について深刻に語るイギリスの人々は、やはり紳士のお国柄の為なのだろうか。ともかく、偏見の主役になった私たちアジア人にしてみればちょっと理解しがたい騒動だ。当の異人種同士のケリー教授夫妻も「一体何の騒ぎなの?」と差別論議が起きたことに首を傾げているに違いない。