ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アジア人を差別、ベトナム人医師を引きずりおろしたユナイテッド航空。

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世界最大のアメリカの航空会社ユナイテッド航空が、シカゴの空港でオーバーブッキング(過剰予約)のため乗客の中から4人に飛行機から降りてくれるように頼んだが全乗客がこれを拒否。しかたなくユナイテッド航空はランダムに降りる4名の乗客を指定したが、そのうちの一人のベトナム系アメリカ人の医師が「診察に間に合わないから」と降りる事を拒否したためスタンガンを使い流血した状態の医師の体を機外へと引きずり降ろしたのだ。この一部始終を映した動画がネット上に拡散してユナイテッド航空が大きな非難に晒された。ネット上ではユナイテッドの乱暴なやり方への非難が大きかったが、この事件の背景には自由の国アメリカに根強く存在するアジア人への人種差別が潜んでいる。まず、ランダムに選んだという機内から降りることを指示された4人は何故かすべてアジア人だったという点。さらに機内から降りることを拒否したベトナム系アメリカ人の医師にスタンガンを使うと言う手荒な方法を取った点だ。これが白人の乗客であればこれだけ乱暴な扱いをしなかっただろう、さらにはこれだけの機内騒動の場に乗り合わせていた白人の乗客達が誰一人として止めに入らなかったと言う冷淡な態度。ユナイテッド航空は以前からアジア人を差別するというネット上の批判が絶えない会社だが、航空会社に限らずアメリカには黒人差別と同様にアジア人を差別する意識が今なお列記として存在していることを今回の事件を通して、日本人はしっかりと頭の中にいれてからアメリカを訪れるべきだろう。