北朝鮮が先日の軍事パレードで誇示した最新のミサイル兵器の数々、その直後に行ったミサイルの発射が発射直後に突然爆発してしまい失敗に終わった事は、誰が考えても極めて不自然な出来事に思われる。ミサイル技術はどんどん向上していると豪語している北朝鮮だが、その割にミサイルの発射失敗や飛行途中での落下が相次いでいる。アメリカの新聞ニューヨークタイムズによれば発射したうちの実に88%のミサイル発射が失敗に終わっていると言う。これらの失敗がアメリカ軍によるサイバー攻撃によるものだという原因説がアメリカ国内のマスコミ報道で取り沙汰されている。オバマ前大統領の時代にすでに北朝鮮へのサイバー攻撃作戦は始まって居り、Left of Launch「発射直前作戦」と呼ばれるミサイル発射直前・直後にミサイル本体を破壊してしまうサイバー攻撃作戦をアメリカは繰り返し行っているという。北朝鮮のミサイル発射をコントロールするコンピュータやセンサーそしてネットワークにサイバー攻撃を仕掛ける。さらに、発射プログラムを不正に書き換えて発射台そのものを破壊するといった方法だ。嘗てアメリカは2009年にイランの核施設のコンピュータシステムにスタックスネットと呼ばれる不正プログラムを感染させてシステムを破壊することに成功している。北朝鮮で何度も繰り返しているミサイル発射の失敗は技術面での問題点とも一部考えられるが、今回の発射直後のミサイル暴発はアメリカ軍のサイバー攻撃によるものだという見方が強まっている。アメリカ軍はサイバー攻撃作戦を最高機密に位置づけしているため攻撃自体を認めようとしないが、我々の目に見えない所で、アメリカ軍による北朝鮮へのサイバー攻撃がすでに始まっているというわけだ。