ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

恐るべし、2月に7月の獲得議席を正確に読んでいた小池都知事。

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今回の都議会議員選挙でこれほどまでに小池都知事が率いる都民ファーストが圧勝し自民党がこれほどまでに惨敗するとはだれにも予想がつかなかった出来事だった、と思いきや、上の表を見て欲しい。これは、今年2月23日に小池都知事の選挙陣営から発表された5か月後の7月に予定されていた都議選の結果予測の表である。驚くのはその予測数字の正確さである。都民ファーストは59と実際より4つ多い予測だが自民党の予測議席数は23その結果は自民が大敗北してわずか23議席の獲得に留まった数字とピタリと一致しているではないか。公明23の予測もピタリだし、民進・維新は±1のわづかな誤差に過ぎない。この議席予測が発表された2月の時点では、この数字予想を見た自民党陣営はせせら笑いを浮かべ、小池都知事はいい気に成りすぎていると揶揄したものだ。さらにこの議席予測の段階では「都民ファースト」の候補者を誰にするかも未知数の段階だったのだから恐るべしである。「都民ファースト」の都議選立候補者がほぼ出そろったのは、この議席予測を発表してからさらに2~3か月もあとの話である。この議席予測の正確さを見てわかるとおり小池都知事は選挙戦になると並外れたパワーを発揮できる人物であることが良くわかる。「何も決められない」ままのいまの都政を続けているよりも選挙戦に誰よりも強いその手腕を持って小池女史は国政の世界に戻った方が良いのかもしれない。都知事選圧勝のあとに記者団から「国政へ戻るつもりはないのか」という質問にもまんざらではない表情を見せた彼女が、自民党を手玉に取りながら「国民ファースト」を叫び続ければわが国初の女性首相の座も夢では無いのではないか、小池女史の5か月前の驚くほどに正確な選挙予測の表を見ながらふとそう思った次第である。