ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

北朝鮮の核ミサイルに丸裸のニッポン、やられたらやり返せるか。

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とうとうアメリカ本土まで到達する核ミサイルICBMの発射実験まで成功させてしまった北朝鮮。イザ有事の際には多くの米軍基地を抱える我が国も北朝鮮からのミサイル攻撃の対象になることはほぼ間違いなく、俄かに核ミサイルによる日本本土への攻撃がリアルさを増して来ていると言えるだろう。となるとトランプ大統領が言うように自分の身は自分で守るべきであり北朝鮮が核ミサイルで攻撃してくれば日本もそれに対抗できる核ミサイルを前もって準備しておくべきだという話になる。60年前、日本の自衛隊とアメリカ軍との間でアメリカ側から提供される核弾頭を日米共同で保有する話し合いがもたれたことがある。この事実を踏まえて8年前には自衛隊の元航空幕僚長が核ミサイルの「発射権利」を日本が持てるようにアメリカ軍と交渉すべきだ、とミサイル開発を進める北朝鮮への対抗策として提案したことがあった。日本はイザとなれば核兵器開発が可能な技術はあるが、現実に北朝鮮からいつ攻撃されるかわからない現在の状況ではアメリカが保有している核ミサイルをそのまま自衛隊機に搭載し攻撃する方がより現実的な対抗手段になるだろう。核ミサイル攻撃の有事に備えて核を持たないドイツ・イタリア・オランダ・トルコはすでに核ミサイルの共有と攻撃機への搭載についてアメリカ軍と協定を結んでいる。いわゆる「核シェアリング」である。北朝鮮の次々に繰り返されるミサイル発射に手をこまねいているよりもアメリカとの核シェアリングを我が国はNATO諸国に倣って今すぐにでも結ぶべきだろう。協定を結んでおけば、北朝鮮に対して「やられたらやり返すぞ」という「暗黙の抑止効果」が持てる意味でもその効果は大きい筈なのだから。