ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「ナガトモ何てアシストだ」とイタリア紙。先制点を演出した長友佑都。

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ロシアW杯サッカーへの出場を決めて沸き立っている日本。その決定の舞台の対オーストラリア戦で先制点をお膳立てしたのは31歳のベテラン長友選手だった。日本代表チームの思い切った若返りが進められる中、本田・香川などベテラン組がベンチスタートだった中、先発出場した長友は一進一退の攻防が続く前半戦残り5分の場面、左サイドでボールを持った長友が右足で絶妙のクロスボールをあげるとゴール前に抜け出した浅野が左足で上手く合わせてゴールポストへと蹴り込んだのだ。その長友のベテランの技が滲んだクロスボールは見事な弧を描きながら時を計ったかのようにノーマークだった浅野の前へと落ち先制点をもぎ取ることができたという訳だ。「タテに勝負しようと思ったけど相手が警戒していたのでニアを越えて本当に良いボールが入ったんじゃないかな。(あの)1点目は大きかったですね」と長友はそのシーンを振り返った。タテにスペースが無いと見るや中央へカットインするベテランらしい確かな判断力、長友が活躍するイタリアのスポーツ各紙も「ナガトモ何てアシストだ」と絶賛の声を挙げた。「W杯出場は3度目ですけど(前回大会の)ブラジルでは悔しい思いをしてとにかく(今回の)ロシアに行きたいという気持ちが強かった」と試合後に語っている。さらにこのゲームのメンバー構成について「若い選手がベテランに刺激を与えてチームとしてはいい状態だと思う」と述べた。今回2得点を挙げた浅野・井出口の若さあふれるパワーに長友が見せたベテランのテクニックをうまく噛み合わせながらロシア大会で日本代表が勝利できることに大いに期待したい。