ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「慎重」という言葉を2度使った金正恩。やはりトランプが怖いのだ。

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アメリカからの攻撃的な発言がある度に国営通信による政府の反論というカタチでアメリカを恫喝し続けてきた北朝鮮。ところが「北朝鮮の完全破壊」を口にしたトランプ大統領の演説に対しては、異例とも言える最高指導者金正恩自らがトランプ大統領を名指して罵倒する声明文を発表したのだ。例によって、ごろつき、老いぼれとトランプ氏を罵倒はしたが声明文の締めくくりには「史上最高の超強硬対応措置を慎重に考慮する」と振り上げた拳を急に下げたような表現で声明文を締めくくっている。「慎重に考慮する」というコトバはつい最近の8月に発表したグアム周辺への攻撃作戦を発表した声明文の末尾にも「慎重に検討している」という同じ言葉を使っている。その後に発射したミサイルはグアムでは無くアメリカの反撃の恐れが無い北海道沖に変更した。ロケットマンとトランプ大統領から名指しで非難された金正恩は自らの反論という異例の声明文のなかに「慎重に考慮する」というキバを抜いたような表現を用いたのは金正恩が核実験やミサイル発射の繰り返しで世界中を敵に廻してしまった事にやっと気づいてすっかり怯えきっている事の現れだろう。北朝鮮の外相がこの金正恩の声明を補足する形で「史上最高の超強硬措置」とは太平洋上での水爆実験だ、と説明したが、実験に必要な船舶を持たず、ミサイルの弾頭に装着して勝手に飛ばせば実験どころか世界を敵に廻した戦争当事者になってしまう。行き場を失いつつある金正恩、核実験やミサイル発射の中止をいま「慎重に」検討し始めているだろうか。