ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

国境スレスレを米軍爆撃機が飛んでもスクランブルできない北朝鮮。

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今日のニュースでアメリカの国防総省の報道官が「米軍の決意を示す意味で複数の戦闘機を北朝鮮と韓国との境界線沿いにこれまでで最も北の地域にまで飛行させた」と発表した。度重なる核実験やミサイル発射をアメリカが本気で牽制するためのデモンストレーション飛行だったと思われるが、不思議なことに北朝鮮がこの国境スレスレのデモ飛行にすぐさま反応してスクランブル(戦闘機による緊急発進)をナゼかけなかったのかと実に不思議に思われる。その答えはアメリカの高性能戦闘機にスクランブル出来るだけの性能を持った戦闘機が北朝鮮には1機も無いからだ。アジアの最貧国でもある北朝鮮は核開発やミサイル開発に莫大な資金を投じ続けているため、イザ戦争で重要な役割を担う空軍にまでお金を回す余裕が無いのが現実なのだ。ロシアから購入した旧式のミグ戦闘機を現在でも使い回ししており、肝心のパイロットの養成も予算が無くてままならないと言う状況下にあるという。アメリカの最新鋭戦闘機にスクランブルをかけて威嚇するだけの高性能の戦闘機が無い、操縦するパイロットもいない、というのが北朝鮮の実状なのだ。こうした北朝鮮の空軍事情はアメリカ側も先刻承知していて今回の国境線沿いのデモ飛行を安心して行ったというわけだ。トランプ大統領が金正恩を「チビのロケットマン」と揶揄してるのも北朝鮮がロケット発射で威嚇することはできても実際に戦争できるだけの軍事能力を備えていない現実に北朝鮮側に早く気付いてほしい、と思っているからだろう。チビのロケットマン金正恩は、自分の国には大国に戦争を仕掛けるだけの装備も能力もまったく不十分だという事にいつになったら気付くのだろうか。