ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界体操、内村航平の変わりは白井健三ではなく中国選手だった事実。

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カナダで行われた世界体操で男子個人総合で銅メダルを獲得した白井健三選手がマスコミで大きく取り扱われている。これまで世界体操の男子個人で6連覇を果たしてきた日本の絶対的なエース内村航平選手がケガで出場できなかったこの試合、白井健三選手がその代役を立派に果たしたという称賛の声がしきりだが、はたしてそれでいいのだろうかと不安に思った。白井健三が銅メダルなら金・銀メダルはどの国の誰が取ったのか。日本人の多くは肝心なこの点についてほとんど知らないで居るからだ。内村航平選手が常連だった金メダルの席に座ったのは中国の肖若謄選手、そして銀メダルは林超拳選手と中国勢のワンツーフィニシュだったことを日本人の多くはほとんど知らない。世界体操で実に10年振りとなる金メダル奪取に成功した中国。「落ち着いて出来、準備も万全だった。金メダルは自分にとって全てを意味する」と肖選手は語り、銀メダルの林選手は「中国は強くなっている。東京五輪ではさらに強くなっているだろう」と語った。3年後に迫る東京オリンピックの年にはすでに31歳になっている日本体操界のエース内村航平選手、我が国の体操界は白井健三選手の銅メダルを手放しで喜んでいるが、内村航平の時代が過ぎ去ろうとしている今、かっての体操王国中国の復権を喰い止めるためには白井選手の活躍に有頂天になるよりも3年後のオリンピックを見据えての選手強化の方こそ急務ではなかろうか。