ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

41歳高卒で「1兆円企業」前澤社長が貫く「カッコ良さ」の美学。

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ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが企業の価値を示す時価総額で1兆円を超えたことがニュースになった。ファッション関連の老舗である三越伊勢丹ホールディングス時価総額が4288億円、その2倍以上の企業価値があると評価されたのだ。つい13年前に前澤社長が若干28歳で始めたZOZOTOWNが、なぜこれ程までに巨大な成長を遂げたのか?その秘密は多くの経済評論家が様々な形で分析を試みている。ファッション通販は「安かろう」「センスが良くない」の世界だったのをZOZOTOWはブランド品を品揃えして、値下げはしないというそれまでのネット通販の「真逆」のやり方をしたからだというのが大方の見方である。そもそもZOZOTOWNをスタートする以前は洋楽CDやレコードのネット通販を行っていたのが、前澤氏がファッション好きでネット通販に自分で買いたい服が無かったことからファッション通販を始めるきっかけになったのだと言う。「ファッション通販は安っぽいというイメージをくつがえし、いわゆるセレクトショップのカッコよさを持ち込んだことがZOZOTOWNのスタート時点での勝因だと思います」と前澤社長は語っている。マーケティング理論がどうのこうのと言う前に「カッコ良さ」をファッション通販の前提に置いたと語る前澤氏。その独特の「感性」は彼の人生においてもつねに一貫している。高校時代に始めてプロにまでなったインディーズバンド、子供が生まれた時の感動で肩に入れたと言うタトゥー、タレント紗江子とのゴシップ、モダンアートへの巨額の投資など、彼の人生はつねに「カッコ良さ」の追及を第一にして、そのあとに莫大なお金が自然に付いて回る、何とも羨ましい「人生の美学」を彼は実践し続けているというわけなのだ。