ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ビルゲイツが尊敬。借家暮しクルマ無しの大富豪8000億円寄付。

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アメリカの雑誌フォーブスが発表した全米で慈善活動に多額の寄付をした人物で、世界一のお金持ちビル・ゲイツ氏と並んでチャック・フィニー氏の名前が今年もランキングされた。昨年1年間だけで500億円もの大金を慈善活動のために寄付したのだ。毎年のように自分の資産を寄付し続けて居るフィニー氏のこれまでの寄付金総額は日本円にして8,000億円にも上ると言うから驚きだ。彼は「なぜロールスロイスを所有しないのか」と質問されて「移動手段なら自転車で十分だよ」と答えクルマは持たず移動には電車を利用する。腕にしてる時計は15ドル、サンフランシスコの安い賃貸住宅に住み、書類を持ち歩くのはつねにビニール袋と質素を絵にかいたような暮らし方をしているがアメリカを代表する大富豪として有名な人物なのだ。彼が大富豪になったのは世界で初めて空港内に免税店(デューテイフリーショップ)を始めた創業者で現在世界の29か所の空港の免税店を運営するオーナーだったのだ。フィニー氏も事業が成功した最初の頃は億万長者の生活を十二分に満喫していたのだが、離婚をきっかけにして金満生活に疑問を持ち21年前に会社の持ち株を全部手放して得た8000億円をもとに慈善活動を開始したのだ。彼は「幸福」について聞かれて「自分がやっていることが何か人の助けになっている時に幸せな気持ちになるよ」と答えている。ビル・ゲイツ氏が毎年2,000億円以上の寄付を続け始めたのも実はフイニー氏の寄付活動に触発されたからだと言う。「チャック・フィニーは命ある内に他人に善行を与えるということをどう実行すれば良いのかのお手本になる」とビル・ゲイツは尊敬の念を以って彼について語っている。空港の免税店と言えば世界で一番の利用客が日本人、フィニー氏が「善行」のために築いてきた資産の一部に日本人旅行客のお金が役だったとすればチョットばかり嬉しい話ではないだろうか。