ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ママのアサ知恵、池坊保子議長の余計なひとこと。

 

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日本相撲協会が、日馬富士殴打事件に関して理事である貴乃花親方の協会への報告義務を怠り事件の真相解明にも非協力的であったとして理事降格処分を発表した。この発表を行ったのが大相撲評議員の議長を務める池坊保子女史だった。彼女が理事降格の理由としてあげられた二つの理由に加えて「上司への礼を欠いた」ことを勝手に降格の理由に付け加えた事で彼女への批判の声が高まっている。「礼って何だ」「礼を欠いていたのは貴乃花親方より相撲協会の方だ」などネット上で池坊発言に異論を唱える声が数多くあがったのだ。たしかに今回の事件は被害者側にある貴乃花親方の処分よりも相撲協会側のガバナンス(統治)能力の不足が事件を招いたと見るムキも多いだろう。2人の娘を持つママさん議長の池坊女史にはそうした大局から事件を見る目はまるでなく、母親が息子を諭すかのような貴乃花親方への説教で事を終わらせようとしているかに見受けられる。今回の事件の背景にある相撲界独特の因習である制裁や絶対服従といったものの改善こそが貴乃花親方への制裁よりも先にするべきことではなかったのか。日本相撲協会を管理監督する文部科学省からの推薦でたまたま評議員になっただけの池坊議長には、相撲協会の改革など手に余る仕事なのかもしれない。この事件を機に評議員勇退することを御年75歳になる池坊女史にぜひお勧めしたい。