ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「2018年マリファナが許されセクハラが許されなくなりました」。

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先日ハリウッドで行われたゴールデングローブ賞の授賞式。司会を務めたコメディアンのセス・マイヤーズ氏が、開口一番「2018年はマリファナが許されセクハラが許されなくなりました」と発言して始まった授賞式。今月カリフォルニア州で合法化されたマリファナと昨年ハリウッドから始まったセクハラ告発の#MeToo運動を指してのコトバだが、授賞式に出席した女優達が次々と喪服のような黒ずくめのファッションで登場し大きな注目を集めた。ニコール・キッドマンリース・ウィザースプーンなど一流女優たちがさまざまな黒のドレスで登場し例年のゴールデン・グローブ賞の授賞式会場の華やかな雰囲気が一変したのだ。CNNの報道によると「ハリウッドにおける性的な搾取行為と差別への抗議」を目的としたパフォーマンスだと言う。黒いドレスを着て授賞式に出席するのと同時に女優たちは#Why We Wear Black?(なぜ私たちは黒を着るのか)というハッシュタグを共有してハリウッドにおけるセクハラ行為についてのツィートを行った。昨年大きな話題を呼んだハリウッドの大物プロデューサーのセクハラ行為をひとりの女優が告発してはじまった#Me Tooキャンペーンと呼応したかのような黒いドレス姿の女優達。華やかな授賞式用のファッションを拒否する事で性差別への抗議を表したのだと言う。遅ればせながら、男性優位のアメリカ社会の中で「セクハラ行為に泣き寝入りしない」という女性たちへの応援メッセージとしての効果が果たしてあったのだろうか。マリファナ解禁と言いセクハラ告発と言い、現代のアメリカ社会は少しばかり病んでいるように思われる。