ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

稀勢の里は名横綱大鵬・貴乃花の「奇跡の復活」をやるしかない。

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モンゴル力士の起こしたゴタゴタが収まらないまま始まった大相撲初場所は唯一の日本人横綱である稀勢の里がどれだけ頑張れるかが注目されたが5日目を終わって1勝4敗となり6日目にとうとう休場することになった。これで稀勢の里は5場所連続休場となり横綱としての進退問題までウワサされ始めている。横綱昇進を決めた場所と新横綱の場所と2場所連続の優勝を決めた後からの5場所は怪我が完治しないままで連敗しては休場するというパターンの繰り返しだった。横綱が連続5場所も休場すると進退問題が浮上するのは当然とも思えるが、過去の横綱の休場記録を調べてみると、意外にも名横綱が連続休場していた事実がいくつもあることが判明した。いま話題の渦中にある貴乃花親方は横綱時代7場所連続休場の記録があり休場明けの場所に12勝3敗で準優勝の記録を残している。そして昭和の大横綱大鵬は4場所連続休場のあと復活し何と3場所全勝優勝で45連勝という偉大な記録を打ち建てているのだ。いま、連続休場を続けている横綱稀勢の里への批判は多い事は承知だが、偉大な先輩横綱の足跡を見れば稀勢の里の奇跡の復活は無いとは言い切れないだろう。1年前の連続優勝した時のあの力強い相撲勘が取り戻せれば優勝の可能性も大きくなる。格下にコロリと負ける現在の稀勢の里を見て、元横綱芝田山親方が「出ては休みを繰返している。学習していないと言われても仕方がない」と評したが、唯1人の日本人横綱である稀勢の里よ、1年前怪我を押してまで連続優勝したあの根性を再び取り戻して大鵬貴乃花のように「奇跡の復活劇」をやって見ろ、と言いたい。