ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

質素な暮らしはウソだった、豪奢な生活のIKEA創業者死す。

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世界36の国と地域でリーズナブルな家具の販売を展開しているIKEAの創業者イングヴァル・カンプラード氏が91歳で亡くなった。NHKの国際報道のニュースで在りし日のカンプラード氏が「着るものはすべてフリーマーケットで買っている」と語る姿が映っていた。世界の長者番付で7位その資産額は3兆円を優に超えてると言うカンプラード氏は、稀にみる倹約家として質素な生活を送っていたことでも有名な人物とされてきた。飛行機はつねにエコノミークラス、宿泊先のホテルも安いホテルを選び、愛車は20年間乗り続けているボルボだと言う。ところがである、10年以上前にIKEAの元幹部だった人物によってカンプラード氏のスイスの豪邸やフランスに所有するワイン農園での豪奢な暮らしぶりや20年間買い換えていない中古のボルボに乗っているというのは嘘で実際にはポルシェが愛車だっだという本当の暮らしぶりがリークされてしまったのだ。彼はなぜ正真正銘のお金持ちなのにこうした質素な生活や倹約家としてのイメージを装っていたのだろうか?それは自分や家族の安全対策のためと税金対策の為だったと言う。また会社のトップが倹約家のイメージがあれば消費者にもIKEAのイメージが好感をもたれるだろうというマスコミに対する戦略だったのだと言う。17歳でIKEAを創業し、製造から流通に至るまでコスト削減に工夫を凝らし消費者のニーズに合う組み立て式家具を格安で世界中で販売するという画期的な商法で成功を収めたカンプラード氏、倹約家のイメージを装わなければならないほど、儲けすぎていたという事だろうか。