ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

落ちこぼれだったダイソー社長が教えてくれる「運のつかみ方」。

f:id:gunjix:20180119011656j:plain

医者の家に生まれ兄弟全員が医者になったのに、自分だけが夜間大学卒の落ちこぼれでトラックで安物雑貨を売り歩く「バッタ屋」の商売を始めて約半世紀、100円ショップのトップメーカー「ダイソー」を築き上げた矢野博丈社長。国内2,900店舗、海外26カ国1,400店舗で年商5,000億円を売り上げているトップに似つかわしくない謙虚過ぎるその人柄には定評がある。「自分は大した人間じゃない」が口癖で「100均なんて底の浅い商売だからやがては潰れる」とまで言ってのける。実際に倒産の危機を迎えたときには「倒産さえせにゃあエエんじゃ、儲けようと思うな、利益より売れりゃあエエんじゃ、そう開き直ったら道が拓けた」と広島弁で語っている。「ネガティブすぎて逆にすごい」と若い世代から評価されている矢野社長。あらたな経営プランとしてすでに雇用し始めている障害のある人たちを社員としてさらに増やしていく計画がある事も、あるテレビ番組で紹介されていた。その番組の中で、「これから起業する人、起業しても上手くいってない人へ何かアドバイスを」と尋ねられた矢野社長は起業成功の秘密についてこう語っている。「成功するためには運を良くすること」「どうすれば他人の役に立てるかを考えていれば運は自然に良くなってくる」「自分だけが良くなりたいでは運は付いてこない」。なるほど「他人の役に立つ」100円ビジネスを半世紀近くも辛抱強く続けて成功させた矢野社長らしい金言である。