ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「美帆のお姉ちゃん」て言い方やめて!高木菜那が意地の金メダル。

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平昌五輪スピードスケートの新種目マススタート(大勢が一緒に競う)競技で初代女王となる金メダルを獲得した高木菜那選手。姉妹揃っての今大会出場で妹の高木美帆選手は1500メートルで銀、1000メートルで銅、パシュートで金と3つのメダルを獲得していたが、姉である菜那選手も姉妹揃って獲得したパシュートの金に続いて2個めの金メダルを獲得し、お姉ちゃんとしての面目をしっかり保った。レースのあと「妹が取った2個のメダルが刺激になった」と語り「新しい種目で金メダルという結果を残せた。(高木選手)は美帆だけじゃなく菜那もいるんだぞと見せられた」と姉としての大きな喜びを口にした。高木菜那選手は妹の美帆選手が身長164Cmと大柄なのに対して身長155Cmという小柄な体で今大会2個めの金メダルを手にしたのだ。天才肌の妹の美帆が姉より先にスーパー中学生としてバンクーバー五輪に出場したときには菜那選手は「羨ましかった。心から応援できているかと言うとそうではなかった」と語っている。小柄で努力型の姉は厳しいトレーニングを積みその4年後のソチ五輪出場を果たし逆に妹の美帆は出場を果たせなかった。そして今回の平昌五輪への姉妹揃っての出場、そして二人合計で5個のメダル獲得と、姉も強し、妹も強しという好結果が生まれたのだ。「一緒にオリンピックに出ようなんて言ったこともない」とお互いが口を揃える高木姉妹の「ライバル意識」を次の北京オリンピックでもぜひ見せて欲しいものだ。