今年始めに、尖閣諸島海域で中国の潜水艦が自衛隊に探知され2日間にわたって追尾された事が中国国内でニュース報道された。「探知されにくい静音性の高い最新の093A型潜水艦が日本の自衛隊に探知されたことは中国海軍にとってあまりに恥ずかしい事だ」と北京の軍事評論家は語っている。なぜ、日本の自衛隊は中国海軍が嘆くほど潜水艦の探知能力がこれほど高いのだろうか。その理由は、地震や津波を探知するために日本が周辺海域に張り巡らした海底ケーブルセンサーのおかげなのだ。このセンサーは微弱な地震や津波でも水流・水圧。傾斜・磁気・音響で津波や地震の振動を即時に感知できるスグレモノだ。もちろん、潜水艦のスクリュー音もこのケーブルの上を通過すれば即座に探知できてしまう。その探知能力は海面から落としたクギ1本でも1円玉でも探知できると言うから驚異的な性能だ。この海底ケーブルセンサーは日本の周囲の海域はもちろんマラッカ海峡、南シナ海、インド洋、そしてハワイまで伸びているという(上図参照)。地震探知のために日本が張り巡らした海底ケーブルセンサーによって中国の潜水艦の行動は常にバレバレの状態、しかも中国潜水艦の潜水能力は200mが限度なのに対して自衛隊の潜水艦は700mも潜水して魚雷を発射できるという。アジアの海を武力で支配しようと企む中国、すでにケーブルセンサーをアジア全域に張り巡らし、高い戦闘能力を持つ潜水艦を保持している日本の自衛隊に勝てるとでも思っているのだろうか(笑)