ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

1億円を手にした大坂なおみ選手、ますます日本人から遠ざかる。

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女子テニスの大坂なおみ選手がグランドスラムに次ぐ大きな大会パリバオープンで「なおみちゃん頑張って」と日本人の多くの声援を受けながら初優勝し賞金1億円を手にした。日本のマスコミは、4大大会に次ぐ大きな大会で「日本女子初の快挙」だと大坂なおみ選手があたかも日本人選手だといわんばかりの報道ぶりだ。しかし彼女は正しく言えば現在は日本とアメリカの二重国籍の選手なのだ。日本の法律では彼女は来年には日米いずれかの国籍を選択しなければならないのだが、彼女が実力で大金を手にすればするほど日本人であることから遠ざかってゆくように思えてならない。強い女子テニス選手がいない米国テニス協会はフェルナンデス代表監督がすでに大阪なおみ選手のコーチでもあるお父さんレオナルドさんに「父娘そろって面倒を見る」とアメリカ選手としての登録を持ちかけているとか。早くから彼女の才能に目をつけている日本テニス協会もアメリカに負けじと彼女が世界ツアーを転戦する莫大な費用を肩代わりするため日清食品を始め多くのスポンサーを付けるなど大坂なおみ選手が来年日本国籍を選択し、東京オリンピックで金メダルを取ってくれることを願ってサポートを続けている。優勝インタビューではいつもの朝食のパンではなく酸味の強いサワー・ドウ・トーストを今朝は食べたと言い、錦織選手のように「ノドグロが食べたい」とは言わなかった(笑)彼女が日本に住んでいたのは記憶にすらない3歳まで、コーチを兼ねる父親はアメリカ人、住まいはフロリダ、日本語は話せない、さらに活躍の舞台は世界ツアー、そんな彼女がこの1年でグランドスラムを制するまでに成長し何十億円もの賞金を手にしてなお、今までスポンサーだった国のために「日本人選手です」と果たして名乗ってくれるものだろうか。大坂なおみ選手の快進撃を眺めながら日本のファンもスポンサーの日清食品もきっと大きな不安にかられているに違いない(笑)