ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

これならイケる、上原浩二の「巨人初登板」11球を分析してみた。

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この4月に43歳の誕生日を迎える上原浩治投手。メジャーリーグでの活躍そのままに巨人復帰の初登板で見事なピッチング術で打者3人をあっさりと斬ってみせた。最初の阪神のバッター大山は上原得意のスプリットを三球三振し一度もバットに当てることができなかった。つづく糸原は130kmのゆるいストレートを空振りしたあとに平凡な外野フライで仕留められた。3人目の高山は上原得意のスプリットを多投され空振りのあとに内野ゴロで打ち取られた。3人の打者をたった11球で三者凡退に抑えたそのピッチングは43歳のピッチングとは思えない安定感のある内容だった。速度が140km以下のゆるいストレートを糸原選手がカンタンに空振りしてしまったのは上原投手のストレートは普通の投手が投げる平均2000回転のボールよりも多い2500回転してるため手元に来るボールの速度を錯覚してしまったためだ。そしてメジャーリーガー達が恐れた「ウエハラの恐怖のスプリット」、大きく落ちる、小さく落ちる、横(シュート気味)に落ちる、と3種類のスプリットを投げ分けバッターを空振りさせるのだと言う。こんな具合にボールの回転数の多いストレートと3種類のスプリットを投げ分けて対戦する打者を幻惑するピッチングを続ける上原投手の巨人復帰での初マウンドを見る限り、「これならイケる」という確信が持てた。長らくスター選手不在だった読売巨人軍に頼もしいピッチャーが戻ってきた今シーズン、43歳の上原浩治から目が離せなくなりそうだ。