ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

8億円持ってサヨナラのハリル、視点を間違えてる日本サッカー協会。

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あと2ヶ月後に迫ったW杯ロシア大会なのに、日本代表監督を務めるハリル監督が突然解任された。代表選手との不協和音や欧州遠征での惨敗を受けての処分なのだろうが、W杯で対戦する相手国でもニュースになるほどの電撃解任劇だった。さっそく熱狂的な日本のサッカーファンの反応やいかに、と気になるところだがSNS上でこの解任劇への反応は意外にも冷静だ。かつては日本代表の監督批判でデモまで行った事がある我が国のサッカーファンのうってかわってのこうした態度は何故なのだろうか。一言で言えばJリーグ誕生から25年、我が国のサッカーファンの目が成熟してきたということだろう。現在FIFAランクで55位にランクされる日本は、イギリスの新聞によれば、W杯ロシア大会でのランクは19位に位置づけられ、上位16位までの決勝トーナメントに日本チームが進出する事は不可能だという評価を下している。つまり、現在の日本代表を務めるメンバーの力量を見る限り、「監督のすげ替えだけでFIFAランク16位以内のチームにはとても入れない」、というのがサッカーファンの冷静な見方なのだ。今回クビになったハリル氏は年俸2億7000万円3年以上日本代表監督を努めて8億円以上を手にした。W杯で勝つのは監督の采配ではなくハッキリいって個々の選手の持つ技量が全てだろう。日本サッカー協会はW杯で何とか奇跡を起こそうと外人監督に次々とお金をかけ続けているが、長い目で見て「FIFAランク55位から10位以内を可能にする次代の選手を育てる」事にこそお金を使うべきではないのか。