ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

大谷翔平は前田健太と同じ2勝なのに防御率が悪いのはナゼか。

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4月の最終登板で3勝目が期待された大谷翔平選手、5回を投げて勝利投手の権利を持って降板したあとに2番手ピッチャーが本塁打を打たれて3勝目がフイになった。こうした中、同じ日に投げたドジャース前田健太投手が勝敗にはつながらなかったが奪三振ショーを繰り広げ大きな話題を呼んだ。CBSスポーツは「マエダはメジャー入りした2年前から2シーズンで9回当りの奪三振数9.26だったのが今年は20イニングで13.72とさらに増えている」と伝えている。シーズン開幕1ヶ月間の大谷選手と前田選手の投球内容を比較してみるとその違いは歴然だ。2人が投げたイニング数はほぼ同じ20回、どちらも2勝1敗の成績で自責点も同じ10点だが防御率は前田が3.10、大谷が4.43と明らかに差がある。被安打は大谷が14本で前田は24本打たれているが四球は大谷が9で前田は6、打たれた本塁打は大谷が3本前田はわづか1本、奪三振は大谷26に対して前田が31と圧倒した。昨日の試合で大谷が勝利投手の権利をフイにしたのは四球のランナーを1塁に出したままでマウンドを降りたからだ。大谷投手が前田投手の防御率に近づくには与四球を減らし奪三振数を前田投手並みに増やせるかどうかだろう。今シーズンの前田投手は「エクステンション(プレートからボールを離すまでの距離)ができるだけ長くなる投球フォームを心がけているのが好調の原因」と語っている。MLBが3年前に導入した「エクステンション」の測定機器で自分のピッチングを修正したという前田投手、大谷選手もこの測定器で一度「エクステンション」を測定し防御率アップを試みるべきだろう。