ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日大アメフト部員。「アップで撮らないで」?甘ったれてはイケナイ。

 

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アメフトの試合で、無防備だった相手のクォーターバックの選手を背後からタックルしケガを負わせた前代未聞の反則事件。反則行為を行った日大アメフト部員の宮川選手が記者会見を行った。会見の冒頭、同席した弁護士から「将来のある若者、ずっとアップで撮ることは避けてほしい」とマスコミ各社に呼びかけがあった。しかし日本テレビやフジテレビは要請を無視して宮川選手をアップで撮りつづけた。これに対してネット上では「芸能人や犯罪人じゃないんだから配慮しろ」などの批判の声が上がったのだ。「配慮」?そんな必要がどこにあるのかとSNSに書き込んだ連中に問いたい。反則事件の前、試合に出してもらえずに居た宮川選手は試合の3日前「相手のクオーターバックを潰せば(ケガで出場できないようにするなら)試合に出してやる」と監督に言われたのが実行の動機だったと語った。つまり、反則をすることで試合の出場を約束するという監督の無茶ブリに答えて何とも単純で子供じみた考えで相手選手にケガを負わせたというわけだ。マスコミ報道では「監督の指示があったかどうか」が今回の事件の大きな焦点になっているが、そんなことよりも相手選手にケガを負わせてしまった宮川選手のあまりにも幼稚過ぎる「判断力」についてマスコミは問題視すべきだろう。常識をわきまえた人物なら上からのこうした無茶ブリにまったく異を唱えずに相手を傷つけるような行為をするだろうか?質問に立ったある記者から「今回の事件で一番勉強になったことは?」と問われた宮川選手は「少し考えれば、自分がやったことは間違っていると前もって判断できたと思う。自分の意志を強く持つことが今後重要だと思いました」と答えた。彼の反省の弁である「自分の意志を強く持つこと」これこそが事件の再発を防ぐキーワードだろう。「テレビのアップに耐えた」まだ幼さの残る20歳の宮川選手、世間に甘ったれずに「自分の意志を強く持つこと」でこれからの人生を切り開いて行ってほしい、と切に願いたい。