ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「初の対決」田中将大と目を合わせなかった大谷翔平の負け。

f:id:gunjix:20180528101544j:plain

メジャーで初めて実現した「大谷VS田中」の投・打の対決。マウンド上から見つめる田中に大谷は決して目を合わせようとしなかった。「戦いの場においてそれは別にどうでもいい。こっちも気にしなかった」と田中。しかし、初対決はメジャー4年目の田中とメジャー新入りの大谷のキャリアの差を明らかに感じさせた。試合後のインタビューで大谷は田中のピッチングについて「投げる位置とかワクの隅を突いてくるコントロールを持っている。変化球がすごく多くどの球種もしっかりと制球できている。スゴいイイところ(微妙な所)に投げつつ審判も巻き込んでストライクって言わせるような素晴らしいコントロールがある」とメジャーのルーキーらしく感心しきりだった。一方の田中は「全体的にネライ球を絞らせないでいろんな球を使いながら投球できたと思う。(大谷は)選球眼が良いので、なかなかくさいボールを振ってこなかった。今日は僕が抑えられましたけど容易ではないですよね」と語り、大谷選手の選球眼の良さのウラを掻いて「空振り」を誘った田中投手のメジャー4年目となる老獪なピッチングで今回の2人の明暗が分かれた様子を明らかにした。田中投手が語ったように今回の大谷選手との勝敗のポイントは「選球眼」にあったと思われる。コントロールの良い田中投手のボールを「選球」することに大谷選手が意識を集中させ過ぎたあまりに、第1打席は外角を意識させられた後に真ん中に来たスプリットに、そして第3打席ではやはり外角を意識させられた後に真ん中低めに沈むスプリットに思わず「空振り」して2つの三振を喫してしまったというわけだ。次の対決では打者大谷がしっかりと田中と目と目を合わせてホームランを打ってくれることを楽しみに待ちたい。