ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「日本代表を錯覚してはいけない」セルジオ越後氏が説くW杯観戦の仕方。

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いよいよW杯ロシア大会が始まった。最初のゲームはロシア対サウジアラビアで5−0でロシアが勝利した。日本代表のゲームを観戦する心の準備として、サッカー評論家のセルジオ越後氏がつい先日の講演会で「日本代表(の実力)を錯覚してはならない」と語った話が参考になりそうだ。「W杯は一発勝負で何が起こるかわからない、と言われているが実際は一発勝負ではなく3試合をやるのです」と運ではなく実力による勝負の場だと強調した。「前回のブラジル大会ではアジアからの出場国は1勝もできなかった。日本はアジアの国であることを忘れてはいけません」6大会連続の出場を果たした日本を「他の国より強くなったと錯覚してしまうのはいけないことです」「日本のマスコミはビッグ3と(本田・香川・岡崎)選手をもてはやしますがポッド4(実力最下位ランク)のチームに(世界に通じる)ビッグな選手が本当に居るのでしょうか?」なるほどポッド4といえばロシアに一方的に敗れたサウジアラビアもポッド4ランクのチームだ。そのサウジアラビアにさえアジア最終予選で負けている日本代表。辛口のセルジオ越後氏の意見を聞いていれば日本代表が「奇跡」を起こすことは実力から言って土台無理な話になるが、氏は「弱いチームが強いチームに勝つためには11人が引いて守る戦いが必要だ」と説いている。確かに、下手に欲を見せるゲームよりも実力で世界に劣るチームであることを自覚した「守り」のゲーム展開で失点を抑えれば日本にもひよっとして勝機が訪れるかもしれない。まずはグループリーグ突破のために勝ち点3を取れることを祈りたい。