ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「大迫は半端ない」けど、コロンビアに「魔の手」を出させた香川も「半端ない」。

f:id:gunjix:20180620004722j:plain

W杯グループリーグ初戦、日本はおよそ勝ち目はないと予想されていた格上コロンビアに番狂わせのゲーム展開で勝利した。1−1の試合後半、本田が左サイドからのコーナーキックをゴール前に送ると、これに大迫が頭で合わせてもぎとった決勝点がSNS上では一番の大きな話題となっている。「大迫は半端ない」がネット上でホットワード化しているという。しかし、この奇跡の勝利のドラマのきっかけは試合開始わずか6分であげた香川選手のペナルティキックの成功だろう。試合後、香川選手は「しっかりと冷静に蹴ることができた。上手くGKのタイミングを外すことだけを考えた」とそのゴールシーンを振り返ったが、実はこの貴重な先取点を決めるためのシナリオは試合開始直後からあったのだ。日本はキックオフから積極的に攻め開始3分には大迫がゴール前でGKと1対1の場面を作った。左足で放った大迫のシュートはキーパーに防がれたがすぐ後ろに付けていた香川が跳ね返ったそのこぼれ球に反応して狙いすましたダイレクトシュートをワクないに向けて正確に放ったのだ。このシーンで「やられる」と思ったコロンビアのサンチェス選手が思わず手を伸ばして防いでしまった。手に当たらなければ確実にゴールしていた場面、サンチェス選手のこのシュート妨害の行為は運悪くレフェリーの目の前だったためにレッドカードで一発退場になってしまつたのだ。香川のシュートに手を伸ばせば一発退場になることぐらいプロの選手ならすぐに分かる話だ。「冷静に決めようと」狙いすました香川の「半端ない」気迫に押されてつい「魔の手」を伸ばしてしまったというのがサンチェス選手の本音だろう。グループリーグ残り2試合、香川選手が見せた「半端ないプレー」で日本が一次リーグ突破できることを願いたい。