ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

大谷翔平は人形ではない、ソーシア監督の「虫が良すぎる発言」に物申す。

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先日のエンゼルスマリナーズ戦。「オオタニダブルボブルヘッドデー」と銘打ったこの試合で大谷翔平選手の2刀流をデザインしたボブルヘッド(首振り)人形が試合前に無料配布されると球場の開門2時間前からオオタニファンの長蛇の列ができたという。このボブルヘッド人気について尋ねられたエンゼルスのソーシア監督は「私がほしいのは(人形ではなく)ショウヘイがマウンドで投げることだ。人形ではなく本人がマウンドで投げる、制限無しで投げられるところを見てみたい」と語ったという。6月8日にグレード2の右ヒジ内側副靭帯損傷の疑いでDL(故障者リスト)入りした大谷選手は、1ヶ月も経たない7月3日に打者として一刀流での復帰を果たした。大谷選手が故障によって戦列を離脱してからの1ヶ月の間にエンゼルスア・リーグ西地区で首位に4.5ゲーム差の3位だったのが首位に11.5ゲーム差の4位にまで急降下していた。ソーシア監督が大谷翔平の2刀流での出来るだけ早い復帰を望むのは現在のチームに投・打ともに力不足を感じているからだろう。しかし大谷選手の復帰後1ヶ月間の打撃成績は、「代打でホームランを打った」「苦手の左投手を打った」などというニュースとは裏腹で24打数で5安打、1本塁打、打率208と決して目覚ましい打撃成績を残せたとは言い切れなかった。投手としての復帰を急いだとしても8月までの2ヶ月間のブランクを取り戻すには復帰後の打撃成績を見る限りでは投手として1勝を上げるまでにかなりの時間が掛かる事が予想される。ソーシア監督が大谷2刀流の早期回復を期待するのはよく分かるが、ハッキリ行って大谷翔平は人形ではない生身の人間だ。投手としてすぐカムバックしてすぐに勝利してくれることを望むなんて少し虫が良すぎる話ではなかろうか。